【プロローグ】 何処にあるのか分からない世界…… いつだか分からない時代…… 不思議な雰囲気……うっすらと霧に包まれた、 とても静かで大きな森…… その森の中にとても水の澄み渡った綺麗な湖があった。 この森には、ある言い伝え……伝説が近隣の村や町に伝わっていた。 ある一匹の大きな竜が、湖に住み着いていると…… その竜はとても優しい性格をしていて、 自分の住み着いている湖を何時も綺麗にしてくれている。 そのおかげで、周囲の森も影響を受け、 たくさんの森の恵みを、綺麗な水を授けてくれていると…… 不思議でとても美しく感じる伝説…… それを伝えている近隣の村や町の人々は、 何時までもこの森と湖を神聖な場所としていて、 必要なとき以外は…… 決して近づいたり、森の奥まで入り込もうとはしなかった。 数週間前までは…… |
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