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Their sins in vessel soiled − 旧・小説投稿所A

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Their sins in vessel soiled
− 真実は・・・ −
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「行ったわね・・・まぁ、謎は共通だからね」
「そうだな・・・アヴァリティ・・・ア?って、居ない!?」
「まぁ、ヒントは貰えないでしょうから、謎を自力でね」

グランは別の謎を解くと言ったが、本当は共通の謎が出されている。

【輝き無き土地に宝無き】

輝きが無い土地にま宝は無い。
普通に考えてこうだが、そうなると
輝きがある土地には宝はある・・・
少し、納得がいかない。
とにかく、あいつらは【映しの湖】に行ったわけだし、俺達は反対の現パルシフア王宮にでも行こうかな。

「グラン、行くぞ?」
「えぇ、いつでも」
「レライン!」











「ふぅ、疲れるな」
「まぁまぁ、頑張ってね。それよりも、【大罪の器】はあるのかしらね?」
「悪魔が宿っているのなら、相当な魔力を帯びてるんだろ?」
「まぁ、そうなんだけど・・・私でも、感知できないわね」

輝きが何を示すのか未だに分からない。
そのままの意味で、
【光】を示すのか?
それとも、人々の輝き・・・
【活気】ある土地を示すのかは分からない。
とにかく、一刻も早く見つけ出さなくては・・・。





「・・・驚いたな・・・」
「えぇ、そうね・・・この土地に伝わる器は【四枚鏡】と聞くけど・・・」
「この国には鏡は一切無い・・・問題だろ」

首都パルシフアキも現パルシフア王宮も、隅々まで探した。
お店にあるのでは無いかと思い、探してみるも・・・鏡をそもそも、この国では使用禁止となっているらしい。
鏡使用禁止って、グランにとっては地獄だな。

「ヘリオス・・・もしかしたらさ、このヒントだけでは無理なのかもしれないわ」
「そうだな・・・そうなれば、旧パルシフアキ王宮」
「昔・・・1500年程前にあったできごとがあるわ」

町中での呪文は禁止なので、歩きながら首都パルシフアキを抜けようとしていた。
その間にグランがこの国で起きていたことを話始める。

[エヴァリティス歴 0074
この年に、【革命】が起きた。
理由は、悪逆非道な行いをする王への制裁。
王宮には、王を護る盾が幾つかあった。
最初に、屈強な兵士達。
次に、王女【ウガビア・パルシフア・サンルフ】を守護している、ナイト。
そして、国境を争った戦争で見事勝利へと自国を導いた軍師・・・【ファントム】。
しかし、ファントムの交錯によって、ナイトは死亡した。
また、王も革命軍が辿り着く頃には亡き者になっていたらしい。
結果的には、王を消すことができたので、革命は成功した。
しかし、肝心の軍師と王女の姿が無かった。
海岸で後悔の涙を流しながら倒れている王女を見つけたものの、彼女もまた死んでいたらしい。
四枚の鏡を大切そうに持ちながら・・・。]

「へぇ・・・で、軍師はどうなったんだ?」
「!?あ、それはね・・・行方不明としか、記されていないのよ」
「【後悔の涙】か。やっぱり、鏡のあれは」
「この革命が発端でしょうね」

後悔の涙・・・涙と言えば、鉱石なんかにそんな名前を使うものもあったけか?
涙・・・それよりも、まずは旧パルシフア王宮だな。
輝き無き土地に宝無きなら、そこには宝は無くともヒントぐらいあるだろう。

「よし、グラン・・・行くぞ」
「えぇ・・・」
「レライン!」












「ここが、プルリフの町」
「革命が起きる前はここが首都だったのよね」
「とにかく、王宮の中を探そう」
「そ、そうね」

何故か、グランには動揺が見られる。
何かを知られたくないという感じの動揺が・・・考え過ぎだな。

今となっては廃墟と化した王宮・・・1500以上も前には輝きを放っていたのだろうなぁ。

「俺は上の方を調べるから、グランは地下室とかを頼む」
「分かったわ・・・?行きましょう」

グランが背後を振り返った。
誰も居ないのに、何故彼女は振り返ったのだろうか?
ともかく、急がなくては・・・。


















「埃っぽいわね・・・足跡?」

私はヘリオスに言われた通り、地下室へと向かっていた。
私は何故かこの王宮の構造を知っている。
迷いなく地下室への道を進む。
しかし、廃墟だけあって埃が凄い。
僅かに入ってくる光が、床を照らし・・・状態を目の当たりにさてる。
だが、誰かが歩いた形跡があった。

「人間じゃない?・・・獣、否ミナ達ね」

二つの足跡。
人間ではなくて、獣か何か?
しかし、見覚えのある形。
ここから、考えるにミナとザグの二人の足跡だ。

そう言えば、彼女達は私達に何故疑問を抱かなかったのだろうか?
あっちでは数ヵ月程度の時系だったが、あっちよりもこの世界は10年先だ。
10年会わなければ少しは反応を示すだろうに・・・。
まぁ、聞かれても答えるわけにはいかないんだけどね・・・。
永遠に歳を取らない体なんて、不気味だもんね。

「ミナ〜!ザグ〜!居るの〜!」

『・・・あれ、グラン?貴女もここに来てたの?』

「えぇ、ヘリオスの提案でね・・・何か、見つかった?」

『ぜんぜん・・・それに、あいつの姿も見当たらなくて』

真っ暗闇の中、名前を呼ぶと彼女は現れた。
埃だらけのとこに居たせいか、綺麗が台無しだけど・・・。

あいつとは、ザグのことだろうな。
だけど、地下室にこれ以上部屋はないはず・・・。

「とにかく、明るいとこに行きましょう?」




















「ふぅ、馬鹿みたいに広い王宮だなぁ」

広すぎて迷ってしまいそうだ。
色んな部屋を見て回ったものの、手かがり無し。
残るは妙に装飾の行き届いていた部屋だな。
ドアを見るからして、明らかになにかある。

ガチャリッ・・・

「何にも無い・・・ん?」

どうやら、この部屋は王の部屋らしい。
王冠やら何やらが、置いてある。
そこに、いかにも怪しい宝箱が一つ。
これは、開けてくださいと言っているようなものだろう。

「・・・オラァア!!」

正直、ゲームに出てくるミミック等では無いかと心配だったが、どうやら当たりらしい。
中には紙が一枚入っていた。
しかし、どうやら切られているらしく、文が半分途切れている。

[   ***ザイなり
  ****が持つ
   ****き位置]

「これだけじゃぁ、分からないな」

俺は紙をポケットに入れると、最後の奥の部屋へと向かった。
予想するに、そこは王女の部屋だろう。

『・・・・・・』

!?
誰かが部屋の中に居る!?
声が遮断されて聞き取れないが、間違い無く誰かが居る。

ゴクリッ・・・

俺は唾を飲み込み、意を決して部屋の扉を開ける。
そこに居たのは・・・!?

「緊張して損したぜ・・・」




次回予告

ヘリオスが見つけた第二の謎(キラ)。
しかし、それは片割れに過ぎない。
もう片割れを探すため、最後の部屋に入るが、そこに居た先客の正体は!?
そして、ザグを見失ったミナとグラン、彼女ら二人はどう動くのか!?
また、ザグが入った部屋とは、一体!?
謎の中に謎を呼ぶこの宝探し・・・終極はどうなる!?


気づいたら2500文字とかww

ウインドさん、展開をよむんだ!ww
<2013/03/21 01:44 ヘリオス×ウインド>
消しゴム
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