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ZM「「謎解きぃ？」」

「そうだ。瑠璃を蘇らせるために、謎を解かなければならない。」

「そこでザグとミナの出番なのよ！」

「「・・・はぁ・・・」」

二人がポカーンとするのもわけない。
死人を蘇らせる、謎を解く手伝い、別の時空、色々な"不思議"なことが混じり合い、普通ならば理解に時間がかかる。だが、さすがIQ150と140の天才2人。すぐに状況を呑み込んで、二人を手伝うことにした。

(死人を蘇らせるなんてむちゃくちゃだが、まあいいか)

いつもの呑気なザグである。



「で？謎ってどんな謎？」

「パズル系なら得意だぜ！」

「いや・・・パズルじゃない」

「「え」」

2人が得意な謎は、パズル系。文章をベラベラと並べられる謎は、Z「めんどい」らしい。妹にも遺伝したのか、ミナもこういうのは苦手のようだ。

「まぁ・・・いいけどさ。」

「謎はこんな感じよ」

『輝き無き土地に宝無き』

「・・・・・・おぅ」

簡単なのか難しいのかよくわからない反応を示す。

「これがこの国の地図だ。これを頼りに宝の在りかを探し出してくれ。」

「私達はもう1つの謎を解くから、分担しましょう。もちろん、どういう分担か分かるわよね」

「ええ、まあ」

ということで、ザグとミナ。ヘリオスとグランのコンビで宝探しに出かけることになった。




「さてと・・・この謎だが・・・。地図には、『新王宮パルシファ』『首都パルシファキ』『旧王宮パルシファ』『プルリフの町』『星降り山』『映しの湖』『海岸』。主にこの7つが書いてあるな。」

「輝き無き土地に宝無きって言うんだから、湖じゃない？」

「まあ普通に考えればそうだしな。よし、湖行ってみっか！」

2人は「映しの湖」に行くことにした。





「そう言えばさー、あの2人って前に会った時と全然変わってないよね」

湖に続く道を歩きながらミナが言った。

「確か向こうは10年ぶりとか言ってたよなぁ。10年っつったら小1のやつが高2になるくらいだよな。そんだけ時間経っててなんで変わらねーんだ・・・？」

別の疑問が残りつつも、2人は湖へと着いた。楕円形の形をした湖は静かだった。

「うーん、特になんもねーよなぁ。」

「・・・思ったんだけどさぁ、ここってそんなに輝いてないし、第一、土地っては素直に言いづらいよね・・・」

「もしかしたら王宮か？でもパルシファは写真見る限りテカってないし・・・」

「あ、この旧王宮なら、白黒で分かりにくいけど輝いてたんじゃない？」

「おおそうだな。よし、旧王宮行ってみるか！」



「・・・あいつらが噂の探偵か・・・。少々やるようだな」

去っていく2人を謎の人物が影から見
ていた。





「ここが旧王宮・・・。なんかボロボロって感じね・・・」

「昔、革命で滅んだらしいからな。まあ時代が変われば姿も変わるもんさ」

そう言いながらザグとミナは旧王宮の中へ入っていった。



「と言ってもどこにあるのか全く検討付かないわね・・・」

「えーっと現在地がここだから・・・、あ、地下とか行ってみねーか？大体ゲームって地下とかに宝物あるだろ？」

「そうねー。バイオ6のレオン編とかエイダ編とかもそんな感じだったし。」

「分かりにくい例え出すなよ・・・」

気になった方はようつべとかでバイオ6のプレイ動画でも見てみてください。

「ナレさん、さらっと宣伝すんなよ」



「来てみたけど何もないじゃない」

「っかしーなー。もうちょっとよく探してみようか。ミナ、あっち探してきてくれ」

「はーい」


M「うひー・・・暗くて見えないわねー。電気とか無いのかしら？」

暗闇を手探りで歩いていくと、足元でパサッという音がした。

「え、何？・・・んーっと、何か書いてあるけど見えない・・・。ちょっと戻って明るいところで見てみよっと」


Z「んー、なんだここ？」

ザグが入ったのは、誰かが生活していたような跡がある部屋だった。本棚やベッド、そして真ん中には古い本が落ちていた。

「・・・なんだろ。ちょっと見てみっかな。・・・日記かぁ」



「ええっ！？何これ！？」

ザグが日記で見たものとは！？







次回、新番組・・・！
わたしの机の引き出しから現れた謎の物体。それは狂ったように青い色をし、腹部や顔の一部が恐ろしく白い2つダンゴで作った雪だるまのようなロボット。彼はわたしのおぞましく、残酷な未来をそのなんでも呑み込んでしまいそうな巨大な口で語る。そして腹部についている四次元に繋がっている"穴"からこの世のものとは思えない奇妙なカラクリを出し、人々を混乱に陥れるのだった・・・。
『駑鑼廻麼ん』。来週、暗黒の未来が呼び覚まされる。※番組は予告なく変わる場合がございます。

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