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幸せには神が付き物です − 旧・小説投稿所A

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幸せには神が付き物です

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{アルガム村}…
ここは、僕が住む小さな村。
周りは自然に囲まれ、今で言う{ビル}なんて物は1つもない。のどかな村だ…。

僕は{カイム}って言う名前だ。普通だろう?

そんな僕が過ごしているアルガム村は、農産物と共に資源も豊富に採れる。
そう、食べ物には困ることもないし、緑も綺麗だ。
ただ家が{トカイ}とかいう場所にあるような立派なものではなく、自然の木々を組み合わせた素朴な家。あと、電気も通っていなければガスも通ってないが、ここに暮らしてればすぐ慣れる。
そして、村の人も皆優しい。平和な日常が続いていく…

はずだったんだ…。


僕が3つか4つ前の頃のことだった。

「カイム、ちょっと来なさい」

「何?お母さん」

家でお母さんと僕。2人で居る時、お母さんに呼ばれた。
いつも変わらないように。

「あなたも、もう子供じゃなくなったわよね…。だから、話そうと思うの」

「話すって…何を?」

「この村の{掟}…今までずっと黙ってたことよ」

「掟…?この村に掟なんてルール、あるの?」

この時、僕は初めて知った。
まさか僕の住む平和な村に、掟があるなんて今までで、1回も聞いたこともなかった…。
すると、続けてお母さんは話を続けた。

「いい?今からお母さんが話すことは全て本当の話。嘘なんて1つもない話なの。しっかり聞いてね…」

「う、うん…」

どこかおかしい。
お母さんはいつものような優しい笑顔には、冷たい悲しみでもあるような、不思議な顔だ…。
でも、いい予感はしない。
僕は口にたまった唾を飲み込んで、お母さんの話を静かに聞いた。

「アルガム村はね…神様に守ってもらっている村なの…。その神様は、今も昔からここを守っているの。アルガム村の野菜や、果物。美味しい物が多いでしょう…?でも、それは神様のおかげなの。そう、神様…」

神様…!?で、でも、お母さんは本当の話って言っていた…。きっと、本当なんだ。
信じ難い話かもしれない。だが、僕はそのまま話を聞いていた。

「神様もね、生き物なの。心を持っている。だから、神様がここを見捨てればアルガム村は今のようにはいかないの…。だから、私達村人は…」

「週に1人、人を捧げるの」

「え、ぇ…?」

嘘だ。
今にでも、そう大声で叫びたかった。
だが、お母さんの強い顔がそれを真実だ。言わんばかりに僕の頭を狂わせる。
だって…信じたくないじゃないか…。
人だよ…?人だって生き物じゃないか…。
それを神様が奪っていいのかよ。神様がアルガム村を守ってるんだろ?
何でだよ…。

「さて、暗くなる前にご飯食べるわよ」

「…うん………」

そうお母さんが、いつもの柔らかな笑顔に戻り、僕の目の前に料理の盛られた皿が並べられた。
さっきの話をグルグルと悩みに悩んだからかな。
その日のご飯は残してしまった…。



「暗くなる前に早く寝なさいよ…」

「分かった。おやすみなさい…」





「いままでこんなお母さんを愛してくれてありがとうね…。カイム。しっかり、たくましく人生楽しみなさい…。」

僕がすやすやと眠る中、お母さんは僕にそう言うと、手紙を残して家を出ていった。


はいグダリにグダったぁw
誰か文章力をおくれ…;

っと、読んでいただいてありがとうございますっ!♪
<2013/03/11 23:28 三日月の真実>
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