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ポケットモンスター predation − 旧・小説投稿所A

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ポケットモンスター predation

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7日目




〜terorr〜





ピチュー「うぅ・・・」

ニョロトノ「さあ〜おとなしくぼくに舐められてね〜♪」

7人の中で一番怖がりなピチューは、すぐにニョロトノに捕まってしまい、腰を抜かしてしまっている。

シュルルル・・・

「う・・・」

べちゃべちゃの舌がピチューの周りを囲むが、ピチューは腰を抜かしていて、逃げられない。

「フフフ・・・」

ギュアッ!!と音をたて、ピチューを締め付ける。

「ぐあっ・・・」

そのままニョロトノの真上に舌を伸ばして、空中で舐められるピチュー。

「うう・・・」

「さて・・・そろそろ準備に取りかかろうかな・・・♪」

ニョロトノは舌をとてもゆっくりと戻していく。ピチューはどんどん口へ引きずり込まれていくが、ガッチリ舌に縛られて、逃げられない。ニョロトノはそんなピチューを見て楽しんでいた。

「やだ・・・っ!」

ズチャズチャと粘っこい音を立て、長い舌は口に戻っていき、同時にピチューを呑み込もうとする。

「あっ・・・」

ついに足が口に入る。膝、腰、腹、胸と、何も見えない真っ暗な闇にゆっくり呑み込まれていく。体はすでに唾液まみれで、いうことをきかない。そしてついに・・・

「あ・・・」

パクッ・・・

ピチューは体が全て呑み込まれてしまった。





ニョロトノはピチューを飴玉のようにニチャニチャと口の中で転がし、唾液を塗りつけていく。中は臭く蒸し暑く、生暖かい空気と粘っこい唾液がピチューを包み込む。

「う・・・」

ガパァ・・・

ニョロトノは口を開け、ピチューを地面にドチャッと吐き出す。

「けふ〜・・・」

ニョロトノは口の回りの唾液を拭いている。ピチューは今の内に逃げだそうとするが・・・

グッ

「あれ・・・?」

ググッ

「取れない・・・!」

「その通り♪」

「え・・・?」

「ぼくの唾液はすごい粘りっこいからね♪どんなにもがいたって逃げられないよ。まあ、ぼくはその唾液をさわってもなんにもならないけどね♪」

ガシッ!

「わっ!!」

ニョロトノはピチューを壁に大の字にして貼り付け、そのままベロベロと舐めまわす。毛はベタベタになって寝そべり、ピチューは頭を下げてうなだれる。

「うぅ〜・・・」

唾液はどんどん塗りつけられていき、重さに耐えきれずにピチューは地面にドチャッと落ち、うつ伏せになる。だがニョロトノは舐めることを止めず、今度は背中からベロベロ舐めまわす。ピチューは逃げようにも、粘っこい唾液のせいで動けず、ただ舐められるだけだった。




「うぅ・・・」

ピチューは唾液で全身を覆われ、体力を無くし、うめくだけしかできなかった。

「さて・・・そろそろ呑み込んじゃおっと♪」

シュルルル・・・

「う・・・」

ピチューの体を今度は頭を下にして、縛りあげる。さっきと同じように、ズチャズチャと音をたて、舌と一緒にピチューを引きずり込む。ピチューの目の前には、二度と出られない闇が広がっていく。やがてその闇は再びピチューを包み込み・・・

パクッ・・・

ピチューを呑み込んだ。





ズリュ・・・ズリュ・・・と音を立て、肉道を進むピチュー。ドチャッと胃袋に落下するが、胃袋がピチューを包み込む。

「う・・・」

「フフフ・・・しばらく遊び道具になってくれたからね・・・周りの状況を実況してあげるよ♪」

「う・・・」

「ピカチュウはミロカロスに包まれて気持ち良さそうにグッスリ寝ちゃってるね♪
ミミロルはゲンガーと戦ってるけど無理っぽいかな。
プラスルとマイナンは一緒にジャローダに襲われてる。多分仲良く仲良死するだろうね♪
イーブイくんはハブネークにもう食べられちゃってるみたい。あいつの性格だと、散々奴隷みたいにこきつかわれたんだろうね♪
うわっ、リオルくんはバンギラスに足噛み砕かれてる!バンギラスっぽいね♪あ、喰われた。うわ〜!口の回りが血でまっかっか!怖いね〜きみはああならなくてよかったね♪アハハハハ!」

「う・・・く・・・」

ピチューは仲間の状態を聞いて、完全に怯えている。涙をボロボロ流して、怖がっている。

「じゃ、そろそろ最後の味見をしようかな♪」






ズチャ・・・ズチャ・・・

「? 何?この音・・・」

ズチャ・・・ズチャ・・・



音はだんだんピチューに近づいてくる。そして・・・



ドチュッ!!!

「わぁっ!!!!」

その「なにか」はピチューのいる胃袋に入ってきた。それはピチューに襲いかかり、ピチューを締め付ける。

「むぐ・・・」

そう。その「なにか」は、
ニョロトノの「舌」だった。
ピチューは胃袋の中で舐めまわされ、再びベチョベチョになる。

「あーおいしかった♪」

ニョロトノは舌をほどき、ピチューは胃袋に落下する。舌はまたズチャズチャと戻っていった。

「さーて・・・そろそろ飽きてきたなぁ・・・もう溶かしちゃおっと♪」

「や・・・やだ・・・」

胃袋に黄色い液が出始める。
胃液は胃袋を伝い、何十本にも分かれ、たらたら流れながらピチューに襲いかかる。それはまるで、獲物に襲いかかる蛇のようだった。

「や・・・やめて・・・」

ピチューの体は溶けていき、足はほとんどなくなり、腕は黄色い液がぼたぼた落ちていくたびに、形を失っていった。

「いや・・・だ・・・」

ドチャッ・・・










「フフ・・・もう溶けたかな♪」

ニョロトノはお腹をさすりながら呟く。

「よぉーニョロトノー」

「あ、ハブネーク!」

「どうだ?旨かったかぁ?」

「うん♪多分君のことだから負けたら支配されるのだー!とか言ったでしょ」

「おめぇだってどーせ相手をめちゃくちゃ怖がらせたんだろ?」

「うん!お得意の『胃舌』もやったよ♪」






こうして6人は春まで洞窟で暮らすのだった・・・
唾液にまみれた、あの惨劇があった洞窟で・・・













続く

次回、『wall bam』


タイトルの意味は、
『恐怖』
胃の中に舌がくるとか、ヤバいよもう。
個人的に一番怖いけど一番好きな話。
最後無理矢理かな?まあよくあることだ。気にするな!

なんとまだまだ続きます!キャラクターを交換して、他のシチュエーションで書いていくので、
応援、よろしくお願いします!!
<2012/11/13 02:39 ブラックウインド>
消しゴム
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