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ポケットモンスター predation − 旧・小説投稿所A

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ポケットモンスター predation

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4日目




〜good friendie〜






「ハア、ハア、ハア、」
「マイナン!頑張って!!」

ビュン!!

「わっ!」「キャ!」
グギュウウ!

「フフフ・・・ワタシから逃げられるとでも思ったの?おめでたい子たちね・・・」

そう言いながらジャローダはその長い胴体で2匹まとめて縛りあげる。

「うぅ・・」「くっそ・・・」

「さて・・・どっちから食べてあげようかしら?」

「い・・いや・・」

(マイナン・・・よし!)
「ぼくを食べろ!」
「! プラスル」

「ふぅ〜ん。プラスルは男の子なのね〜」

「ぼくはどうなってもいい!けどマイナンだけは・・・」

「女の子の目の前で友達が食べられたらだいぶショックよね〜」

マイナン「! え? え?」

「それはかわいそうだから・・・」

バクッ!!!

「!!!」

「ーー!! ーーーーー!!」

ズチャ・・・ズチャ・・・
バクン

「あ・・・あ・・・」

ゴクッ


「な・・・な・・・」

「これも友達を思ってのことなんだから・・・感謝しなさいよ?プラスルくん?」

「や・・・や・・・」

「あら。あれだけ強がり言っておいて結局怖がりなのね」

「う・・・ぐっ・・・」

プラスルは動けず、ただ怯えているだけだった。

「じゃ・・・そろそろお友達に会わせてあげようかしら」

「あ・・・・や・・・・・」

ベロ・・・・

「ふふ・・・こっちもなかなかおいしいわね・・・」

ジャローダはその長い舌でプラスルをまんべんなく舐めまわす。

ビチャ・・・ベチャ・・・

「ん・・・ぐ・・・」

プラスルにとってその舌はかなり大きく、ほんの数秒で唾液まみれになる。目も口も開けられないし、抵抗もできない。なされるがままだった。

「んぐ・・・」

「じゃ、そろそろパクリといきましょうか・・・」

「や・・・・!」

「お友達に会いたくないの?」

「く・・・!」

「会いたいんでしょ」

「う・・・」

プラスルにとって究極の選択。だが答える暇はもちろんなく・・・

「じゃ、いくわね」

「ま・・」

バク・・・




ズリュ・・・ズリュ・・・ズリュ・・・
ドチャ!!

「!!! マイナン!」

「あ・・・プラスル・・・」

マイナンは元気が無いのか、ぐったりしている。

「大丈夫?けがない?」

「うん・・・」

グニョン!

「わ!」「きゃ!」

グギュウウウ!!!
胃袋が縮まり、2匹は胃壁に挟まれる。

「どう?再会した感想は・・・」

ジャローダが胃壁に挟まれた状態の2匹に話しかける。

「フフ・・・」

「わ・・・」

何を思ったのか、ジャローダは胃袋を緩める。だが・・・

「そろそろいくわよ・・・?」

「え・・・?」

ジュン!!

「キャアア!!」
「!! マイナン!!!」

マイナンの耳に胃液がかかり、耳の一部が溶けてしまった。

「あ・・・あ・・・」

ドチャ・・・

「マイナン!」

マイナンはショックで気絶してしまう。

「うわああ!!」

プラスルにも胃液が迫ってくる。もう2匹に逃げ場はなかった。

「・・・くそ・・・」








「フフ・・・一緒に死ねるなんて幸せな2匹ね・・・」

ジャローダは唾液をぬぐいながら呟く。

「永遠にお幸せにね・・・わたしの体の中で・・・」





続く

次回「nature of destiny」



タイトルの意味は
「good friend(仲良し)」と「die(死)」を合わせて「good friendie」
「仲良死(なかよし)」
ちょうどdで終わってdで始まる単語同士だったので。
次回からちょっとあれな内容になっていくのでご注意ください。(工口ではないです)。
<2012/11/10 19:33 ブラックウインド>
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