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青い炎と紅い炎 − 旧・小説投稿所A

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青い炎と紅い炎

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ーー避難所ーー


ここは臨時の避難所である。炊き出しや、怪我の手当て等をするためのテント等がある。



「着きましたよ!グラムさん!」

「あ、ありがとう・・・。」

相変わらず脚がジンジンと痛む。しかし、彼が薬草と包帯を巻いてくれたおかげで、最初よりは痛みはない。

「では、僕はここで・・・」

バシッ

私は去ろうとする彼の腕を掴んだ。

「え・・・?」

「あなた、これからどうするの?野生なんでしょ?」

彼は困ったような表情で、腕を掴まれたまま動けないでいた。

「あの・・・。グラムさん?」

「何?」

「腕・・・。」

「え?・・・あぁ、ごめんなさい!!」

私は彼の腕を離した。

「・・・で、どうする気なの?」

「僕はとりあえず僕たちの群れにに帰ろうと思っています。グラムさんはどうするんですか?」

「えっ?・・・。」

そうだった・・・。宿の中でファウストと別れたあと、誰かが助けを求める声が聞こえて・・・、結局声の主は見つけられなかったけど・・・。

「とりあえずかr・・・友達と合流しようと思ってるの。」

「そうですか、早く会えると良いですね!それじゃあ!」

サッ!

そういうと、彼は逃げるように去っていった。

「・・・。」

今のゾロアーク、なんか変・・・?







・・・。






気のせいか・・・。


<2012/11/26 17:29 ファウスト>消しゴム
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