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青い炎と紅い炎 − 旧・小説投稿所A

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青い炎と紅い炎

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・・・。






なんてことだ・・・。







何がって?何故なら・・・。








「宿が・・・、宿があるぞ!?」

「なんと・・・!?」

宿は燃えていなかった。それどころか、傷や焦げ跡すら見つからない。

「嘘だろ!?ついさっきまで燃えまくっていたのに!!」

「そんなことが・・・ある訳ありません・・・。」


グォン・・・


「おーい!ファウストぉ〜♪」

と、そこにクロが来たようだ。

「クロ!?無事だったのか!」

「無事って、こんなことで僕が死ぬわけ無いじゃん♪・・・あれ?このサザンドラ誰?」

「紹介してなかったな。こいつ、ドラっていうんだ。」

「よろしくお願いします♪クロ様♪」


やっぱり、言葉丁寧すぎるなこいつ。


「やだなぁ♪『様』なんて付けなくていいよ?」

なんか・・・、話が違くね?

「おーい、話の焦点がズレてるよー。」

「そうでした。そう言えば、クロ様、本当にさっきまで宿は燃えていたのですか?」

結局「様」つけてる・・・。

「うん、おかげさまでみんな逃げちゃったよ・・・。あーあ、店の信用が・・・。」

そっちかテメェ。今その話しなくていいから。

「では何故、宿には傷ひとつついていない上、焦げ跡すら無いのでしょうか?」


・・・。

何も解らず、皆黙る。

そんな中、ドラさんは思い付くようにしゃべりだした。

「私が思うには・・・、宿は燃えていたのではなく、ハイジャックされようとしていたと思われます。」

何が言いたいんだろう?・・・分からぬ!

しかし、クロは分かったらしい。

「もしかして、あいつの仕業かも・・・。」

「あいつ?と、言いますと?」

「ゾロアーク・・・だよ。宿泊客のリストに載ってたよ。」

「ゾロアーク?あぁ、幻影が使える奴・・・あ!幻影!!」

なるほど、炎や天井が崩れたりしたのは、幻影だったということか。

「でも、なんで宿を襲ったんだろ?」

「多分、泥棒したかったんだと思うよ。実際、金庫が開けられて、お金取られてたし・・・。うー、お金がぁ・・・。」

しかし、俺には疑問がひとつあった。

「でも、盗みだけなら、燃やす必要なくね?」

「確かに。何故でしょうか・・・。そこは私にもわかりません・・・。」

ドラさんって、絶対頭いい気がする。

「そういえば!クロ様、防犯カメラとか、有りますか?幻影の炎では、物を壊す事は出来ませんから。映像は、残っているでしょう。」

防犯カメラか!nice idea!

「うん、有るよ。じゃあ僕の背中に乗って。僕の部屋に行くから。」

「何故乗る必要があるのですか?」

ああ、やっぱり知らないよなぁ・・・、クロの部屋には扉とかが無いから、普通のやつは入れない。彼以外のゴーストタイプも、結界で入れないらしい。だから、反転世界を通して行くため、クロの背中に・・・いや、


体中にいる必要がある・・・。


すいません!投稿遅れました!(え
<2012/11/21 18:55 ファウスト>
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