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「あ…あれ？　どこいったの？」
見あたらなくなった友を探し
動き回るナスカ
その直後…

−クォォォオオオオン！！−

巨大な竜の…恐らく雌の竜の吠える声が聞こえてきた
同時に地響きも起きる
「な…何…？今の…」

竜の姿が見えないのに声は聞こえてきた
そして突然の地響き
その事に対し　戸惑うナスカや生き残った島の住民

「…え？」
気配を感じ　振り向いた先には…
島から25キロほど離れた海に
天に届くほどの巨大な竜が島に向かってゆっくりと動いていた

だが　みんな恐れてはいなかった
そして
近くにいた島の住民はこう呟いた

「守神様だ…」

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