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・・・ここは学校の屋上だろうか。

「あははは！！」

あいつらの声がする。3人くらいだろうか。

「お！？来た来た！」

あいつらが僕に気づいた。僕は反射的に、逃げようとする。

「まぁ、待てって！」

腕を捕まれる。

「ふざけんなよ！どうせまた殴ったり蹴ったりすんだろ！？」

「よくわかってんじゃねぇか。おらぁ！！」

「うぅっ・・・！！」

どうやら腹を殴られたらしい。

「くたばれぇ！！」

ガツン！！

頭に何かぶつかった。血が出ている。

「おらおら、死にたいんだろ？早く死ねよ！！」

「そうだよ！生きてて良いことねぇんだろ！？」

頭のなかに、死という言葉がこだまする。




・・・このまま飛び降りよう。

僕は柵を乗り越えた。

「おお！？ついに！？」

「ついに！？」

もういいんだ。あと少しで楽になれる。

僕は自ら飛び降りた。




・・・が、


「あれ？」

痛くない。というか、落ちてない。

というか、周りの景色が変わっている。

「安心して。」

誰かが話し掛けてきた。

「誰？」

「私よ！声でおもいだしてよぉ！！」

間違いなく、サファイアの声だ。

「サファイア？サファイアなのか！？居るなら姿を見せてくれ！ここにきてくれ！！」

「後ろにいるわよ？」

すぐ後ろに、彼女はいた。

「目を覚まして。これからは私があなたを守る。絶対に、死なせたりしない。そしてさせないわ。」

僕はサファイアに抱きついた。

「戻りましょう？一緒に・・・。あなたのいるべき場所へ・・・。」

次の瞬間、僕達の体が光に包まれた。


そして、僕は意識を失った。

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