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友との出会い、そして裏切り − 旧・小説投稿所A

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友との出会い、そして裏切り
− 片隅の −
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ーー吹き荒れる吹雪の中 雪のように真っ白な素足で氷のように冷たい地面を
赤く小さく沈ませて
静かに現れた人の娘

眼孔は蒼く細く
その両目は視界にしっかりと俺を捉えていた

ー人間のもつ物ではない 獣のような鋭い眼

威嚇という二文字
“近づくな”と言っているかのように

獣を連想させる黒い毛皮のようなものを纏っていた
じりじりと
追い詰めようとも
後ずさろうともせず
ただ睨む。俺を


ーー逃げ出したい

そう少なからず感じていた 目の前にいるのは
飢えた狼でもない
怒り狂った竜でもない
武器を持った人間でもない
……それでも
引いてはならないという直感が働いてしまう
それと同時に実態の無い恐怖も浮かんでくる

葛藤が生じて
逃げ出そうにも
逃げ出さない

……ぱたん

…一瞬

一瞬だけ娘の表情に焦りが見えたかに思えた

何の予兆もなく
フッと雪の中に倒れた

……虚しく吹き荒れる中 呆然と立ち尽くしていたがはっと我に返り
娘の元に駆け寄った

何か呻いている

「ーーー……」

……!

か細く小さい声を聞き
何を思ったのか
その娘を抱えあげて
急いで村に戻った




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーー


村の青年は遠い昔の記憶を思い出していた
誰もいなくなった
暗い家の隅で

窓の外に映る何もない
寂しい青空を見つめて

ーー本当にこれで良かったのか

絶えず後悔していた

空と中を見返しながら

絶えず後悔していた

どうしようもない

そしてまた悔やんで
記憶を淡々と辿っていく


……ドンドンッ!

玄関の扉をしきりに叩く音が聞こえる
どうせまた…文句でも言いに来たんだろう
わざわざ出ていって答える気には到底なれない

「おい!」

今日はまた一段としつこいようで必死に扉を叩いている

どれだけノックなんてしても答えたくはない
ましてや立ち上がる気にさえならない

だがどれだけ無視しようとも呼び掛けと音は続く

「煩い…何なんだ全く…」
仕方なく扉を開けると
一人の男が慌てるかのようにこう言って村の方へと立ち去っていった

「帰ってきたんだ!とにかく来てくれ!」

と。 ……帰ってきた?

最早村の一大事など
どうでも良かったのだが
その一言が気にかかった

急いで村の中央に行ってみると何やら人だかりが出来ている


人々が俺が来たことに気づき避けていくのを横目に 帰ってきたそれを見て


俺は言葉を失った



更新完了……

段々己の小説というものに絶望を感じる今日この頃…
(小説の中の)
↑ちなみにこの青年

・BADEND
・HAPPYEND

の二つのどちらが良いですか?
票が多い方に進行します
答えてくれたら非常に嬉しいですw(´∀`)


読んでくださいまして有難うございますm(._.)m
<2012/11/15 00:47 イオン>
消しゴム
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