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捕食者達と日常(続) − 旧・小説投稿所A

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捕食者達と日常(続)
− 妹の胃の中 −
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弐号機は、狭い、妹の胃の中に入った。
筋肉は、ぐしゃぐしゃと生々しい音を立てて蠢く。
「お兄ちゃん、出たくなったら言ってね」
と、妹は、腹をさすりながら言った。
「分かった、お兄ちゃんが合図するから、合図があったら吐き出してね」
「うん」
弐号機は、妹と会話をした後、ぐちゃぐちゃと蠢く筋肉を見ていた。
「そろそろ、戻ったほうが良いよ」
と、妹に言われ、弐号機ははっとして、もがいて抵抗するふりをして、合図をした。
その合図に妹は答え、胃から弐号機を吐き戻そうと、上を向いた。
妹の喉は、弐号機を飲み込んだときと同じく、大きく膨れ上がり、その膨らみが、口へと上がってゆく。
そして、妹は、弐号機を吐き出した。
「今日の私のお腹はどうだった?」
「うん、いつもより気持ちよかったよ」
「良かった♪」
妹は、嬉しそうな顔で言った。



<2012/08/17 10:12 エヴァンゲリオン弐号機>消しゴム
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