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ああ、楽しきかな日常 − 旧・小説投稿所A

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ああ、楽しきかな日常

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洞窟に再び戻ってきた俺達は無事村長と再開することが出来た。

村長「先程は実に申し訳ないことをしてしまった。すまない!」

会うなりいきなり頭を下げられびっくりしてしまった。

カイル「も、もういいですよ〜。(困)もうすんだことなんだし…。」

俺はもうすでに不安は消え、わりと普通でいられた。

村長「だがしかし…」

エアロ「そうだよ村長〜。もうカイルもいいって言ってるよ〜。」

カイル「そうですよ〜。」

村長「そうか…。ありがとう、すまん…!」

エアロ「それより村長〜。本題のこと…。」

村長「ああ、いかんいかん。そうだったな。カイルよ、お前に言っておかなければならんことがある。そこに座って聞いてくれないか?」

カイル「…。」

俺は今まで気になっていたことが今分かるということを悟り、言われた通り村長と向かい合う形で座った。

村長「カイル…お前は前までは人間界
…又はそっちの意味で言えば現実世界にいたのだな…。」

カイル「はい。」

俺は真剣な表情で頷いた。

村長「実はお前はあちらの世界の者ではない。」

カイル「…え?」

信じられないことを聞いて驚きが隠せなかった。

村長「お前は元々はこちら側の…」

カイル「ちょっと待ってくれよ!それってどういうことだよ!?」

俺はショックが大きく、思わず立ち上がって怒鳴ってしまった。

村長「たくさん聞きたいことがあるようですまないが、まず私の話を聞いてくれないか…?」

カイル「っ…!」

俺は若干イライラしていたが、村長の口調からして到底言い返すことが、できなかった。そして俺はまた座り直した。

村長「すまん…。改めて言うが、お前は元々こちら側の者だ。」

俺は黙って話の続きを聞いた。

村長「今から十年前…」




<2012/08/08 22:51 カイル>消しゴム
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