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ああ、楽しきかな日常 − 旧・小説投稿所A

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ああ、楽しきかな日常

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カイル「いてっ!」

ドテッ

エアロの松明のおかげで少しは明るいが、エアロから距離が離れると、下の方が何も見えない。そしたら何かにつまずいたのだ。

カ「いてて…。ん?」

暗くてよく見えないが少しごつごつしている。

カ「なんだろう?これ…。」

俺は少しビビリながらつついたりした。

カ「ま、いいや。」

そう言ってその場を離れようとしたとき…

ピク…

カ「ん?」

突然俺がつまずいた物がピクリと動いた。

カ「え、動い…うわぁ!」

突然動いたと思ったらこんどは俺に巻き付いてきた。

カ「ぶっ! な、なん…なんだ…いったい…く、苦しい…。うわっ」

何かは俺をきつく締め上げ、すごいスピードで俺をどこかに連れていく。

ドカッ

エアロ「いて!んも〜、カイルなにして…ん?カイル?」

エアロは何かにぶつかり、後ろを振り向いたが、俺の姿は無い。

エ「まさか…。」

エアロの脳裏にあることが浮かぶ。

エ「大変だ!」

エアロは慌てて何かの後を追いかけた。







その頃俺はというと…

パッ

カ「え?」

突然巻き付きが緩くなり俺は地面におちた。

ドシャ

カ「いって〜!ん?」

落ちた時に酷く尻をうち、痛みに苦しんでいると、ふと、目の前の巨大な影を見た。

?「グルルルルルル…」

カ「う、うそ〜ん。(涙」

俺が見た先にはボタボタと涎を垂らしながらたたずむ、巨大な竜がいた。

カ「はっ!(そういえば…。」

この状況の中で、俺はエアロのある一言を思い出した。

カ「あ、あの〜…。」

?「グルル…?」

巨大な竜は少し首をひねり、少し考えているように見えた。

カ「そ、村長…様…ですか?」

俺はビクビクしながら聞いた。

村長「いかにも…貴様は誰だ?」

カ「え…、(しゃ、しゃべった…。)ぼぼ、僕は、カイルと申します…。」

竜は恐ろしい声で言った。

村長「カイル…貴様がか?ふざけるな!あやつはもう何年も前に行方不明になっておる!」

カ「行方不明?ど、どういう…」

村長「黙れ!気安くあやつの名など口にしおって…!許せん!」

シュルッ!

カ「ちょっ…うわぁ!」

長い尻尾が俺をきつく締め上げる。

ミシミシ…

カ「ぐああぁぁぁぁ!!」

俺の身体が悲鳴をあげる。

村長「苦しめ!そしてあやつの名を口にしたことを悔やめ!」

カ「く…そ…」

苦しくて声が出ない。必死に抵抗しようとするが、身体が言うことをきかない。

村長「ククク…もっと苦しめてやる…!ワシの腹の中でな!」

村長と思われる竜は、俺を顔の前まで持ち上げ、大きく口を開いた。

グパァ〜

広い口内が姿を表し、中は涎が大量に分泌されている。

カ「や、やめ…ろ…。」

村長「まだ気があったか…。まあよいこれからもっと酷い目にあうのだからな…。」

スルッ

カ「うわぁ!」

突如締め上げから解放され、俺は中を舞っていた。そして…

バグン!

俺はその巨大な口に納められた。

ドチャッ

カ「うっ!」

俺は分厚い舌に受け止められ舌の上に倒れていた。

村長「さて…。お楽しみはこれからだ…。」

ベロォ〜…ヌチャリベチャリ…

カ「うぐ…くはっ!あっ!」

俺は巨大な舌に弄ばれ、少しずつ意識が奪われていく。

村長「味だけはいいようだな…。しかしお遊びはここまでだ。」

少しずつ口内の角度が高くなっていき、俺を喉の方へと滑らしていく。

ズボッ

カ「あうっ!」

俺の身体が足から喉肉に埋もれていく。

ズズ、ズリュュ

俺はすでに胸辺りまで飲み込まれていた。

村長「せめてワシの血肉としてやろう…。感謝するのだな。」

カ「う…あう…あぁぁ〜」

力が入らない。俺の身体が何処か違う所にあるようだった。

村長「ククク…さらばだ…。」

ズズズ…ゴクン…

俺の身体は喉肉に挟まれながら下へ下へとどんどん下っていく。

ズズズ…ドチャッ

俺は村長の胃にたどり着いた時には、すでに気を失いかけていた。

カ「ここまで…か…。」

そう呟くと俺は静かに目を閉じた。

村長「実にあっけない最後だな…。まあよい…。そのままワシの…」

消化しようとしたその時、大きな声が響いた。

エアロ「そ、村長〜!!」

村長はその声に気が付く。

村長「む?この声は…エアロか?」

エアロは荒々しく息をしながら言った。

エ「はい!それと今食べた人、すぐにはきだして!その人本物のカイルだよ!」

村長はその言葉に動揺が隠せない。

村長「なに!?それは本当か!なぜここに…」

エアロはその言葉を遮る。

エ「いいからはやく!」

村長「分かった…。」

ズズズズ…ドチャッ

はきだされても、俺は動かない。エアロが心配して言う。

エ「生きてるかな…?」

村長「大丈夫だ。生きておる。エアロ、カイルの身体を川で洗って来てやりなさい。」

エ「わかりました。(よかった…。)」

安心したエアロは涎でベトベトになった俺をかついでその場を離れた。

それを見送ている村長の目からは大量の涙が流れていた。。

村長「カイルよ…遂にかえって来きてくれたのかのか…。」




訂正完了しました。

ここも結構いじってます。少しはマシになつたかな…?


<2012/08/03 23:33 カイル>
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