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夢。 − 旧・小説投稿所A
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夢。
− 思いもよらない事態 −
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ーーーここだよ
そう少年が僕の方を向きさらりとそう言った

「!?な、何d…… 」

きいぃぃぃん!ーー
不意に少年に答えられたのを目撃し驚いて尋ねようとした瞬間に上の太陽の光が突然眩くなり、思わず顔を右腕で目を覆ってしまう
ぃぃぃん…
……光が弱くなっていくの感じて、恐る恐る目を開きそっと右腕を下げて確かめようとすると
「……!」
いつの間に戻っていたのだろうか、僕は扉の前に一人で立ち尽くしていた
見ると扉は既に閉じられ、已然として堂々とした存在感を保っているだけであった
周りを見回してみても
ルーズさんもスーの姿も見当たらない……
図書館だからあんまり下にオーイなどと叫ぶのも、マナー的にどうかと思うのでまず下に降りる方法を探してみることに

霧のようなものが掛かってよく下の方が見えない
少し屈んでみても梯子や足場のようなものは一切見当たらない
今度は端の方を覗いてみたら本棚の上に乗れそうな所を見つけた
途中途中で太い柱があるがゴンドラ感覚で何とかいけそうだった
落ちそうで怖いが他に道のような所はなく、何かと不安だがここで待っていても仕方ないので、とりあえず僕は行ってみることにした
まるで石橋を叩いて渡るように恐る恐る片足を一歩、また一歩と踏み出し進んでいく
勿論掴まる手すりなどがないため壁に這いつくばりながら進む
少し目線を下にやってみたが真っ白な霧で何も見えない
それでも案外ましなのかもしれない
……どれくらい高いかなんて、今考えても更に恐怖感を増すだけだ

そのまま進んで進んで……問題の障害物、柱の所に
これを越えようとするが、いざ近くで見てみると相当大きかった
……いくらか踏ん張って手を伸ばしてみてもとても……柱の向こうにすら届く気がしない

うーんと考えようとしても上手く頭が回らず、落ちたらどうなるかなんてことばかりが頭に浮かんでくる そうしていると段々恐怖や不安が募ってくる
・・・やっぱり戻ろうかなそう頭の中に浮かんでくるが
…でもここまで来ちゃったしなあ……
来た所を振り返ってみても戻ることに抵抗を感じる 大木のような岩のような焦げ茶色の壁に寄りかかり何をすることもなく、ただじっとしている
ーー戻ろうかーいや、でもーーーというループが続きもどかしくなってくる

その時ふと、ある考えが頭に浮かんだ。
ーーもし誰か来たら
と。
無論そんな考えはすぐかき消えた
ここで待っていてもどうしようもない
……時間は過ぎて行くばかりだ

「あ〜あ〜もうどうしようかなあ〜」
戻ってきて第一声がこれだだめだこりゃww

どうしようもなくあ〜と叫びながら、顔を下に下げるーーん?
視界に疑わしきものが映る
梯子

本棚と同じ色の薄い茶色を持つはしご

目をこぶしで擦ってもう一度見てみる

再び梯子が目にうつる

ーー本物だ!
心の中に希望が芽生え、直ぐ様体勢を後ろ向きに
梯子に足を掛けようと…
…………届かない!
また届かない!手を伸ばし体を落とすが届かない! このとき、心に余裕が持てなかったらしく、なんと
手段を選ばず(何も考えず)ジャンプ!

した



ガキンッ!!
運良くすんでの所ではしごに掴まることができた
梯子の物凄く揺れ動く音がした
はーはー……!
自分でも予想外の事態に
僕の呼吸は切れ切れになっていた
なんであんなことしたんだろうと自分で疑いながらも何とかガタガタ震える不安定な足を動かしながら立て掛けられた更に不安定な梯子を足場をしょっちゅう確認しながら降りていった

スタ……
……やっとのことで下に降りることができた
はあ…
と、安堵の溜め息を漏らしそっと入り口へ歩いていくと、カウンターの方からルーズさんの声が聞こえて 「時計」
え…?と驚きバッと左腕にはめた腕時計を見る

「……っ!」
短い針はキチッと3時を指しており…
「これだとまた 喰われる だろうね……w」

急いで教室に戻ったけど

……言うまでもなく











時すでに遅し




結局
どちらにしても
地獄だったというわけ
<2012/10/08 18:20 イオン>
消しゴム
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