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日常 − 旧・小説投稿所A

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日常

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カイオーガの舌が飛び出し、僕の腰にグルグルと巻きつく。手を舌に当て、何とかほどこうとするが、人間には不可能だった。

獲物に触れた事により、パーカーが少しずつ濡れてくる。


「は、離し……て…」
カイオ「ルギア〜一緒にやろっ?」

ルギア「もちろん。」

舌が持ち上がり、僕の体は宙に浮く。カイオーガはそのままルギアの方を向き、ふくよかなお腹に僕を押し付けた。


「んっむ…!!あひ……やめ………」

ルギア「何だもう音をあげるのか?まだ始まってすらないというのに……」

暴れている僕の首を抑え、優しく包むルギアの両翼。体は圧倒的な柔らかさを持つお腹に沈んでいき、舌はにゅるにゅると這い上がってきた。









ちょっと………気持ちいいかも…



前半身は蛇のように蠢く舌。後半身はベッドとは比べ物にならない程柔らかい腹肉。

壮絶かつ温柔なプレスに、僕の抵抗力は確実に削ぎ落とされていった。



カイオ「気持ちよさそうだね〜マスター。」

はっと我に返ると、カイオーガがニヤニヤしながら愛撫を続けていた。

プライドにカチンと傷がつく。




「黙れ………早…く……離せぇ…!!」

我ながら子供のような負け惜しみをしてしまった……カイオーガは意地悪そうな顔で、舌を僕の目の前に停止させる。













カイオ「ほらぁ……抱きついていいんだよ?」

「な…何いって…………」


心の中で羞恥心が暴発する。しかしそのすみには、微かに期待があった。



カイオ「いーっぱい遊んであげるからさ。抱きついてよ♪」


鮮やかなピンク色、つるつるしてそうな見た目、いかにもプニプニ…………


脳の中で、衝動とプライドが激論していた。



ルギアは自分の腹に埋もれている僕をそっと撫で、プライドを優しく殺した。








「……………っ…」

たらりと透明な液が滴る舌にゆっくり手をまわし、誘惑に敗れた自分を呪いながら、僕はぎゅっと「それ」を抱きしめた。








腕に力を込めた瞬間、口がだらしなく開く。

最高だ…………






カイオーガは喜んで僕を巻きとり、涎を床に垂らしながら口に押しこむ。







カイオ「やったー♪マスターゲット。」

口内に入ったというのに、舌は全く僕を弄ばない。代わりに喉肉の横にある大穴が開き、僕は容赦なくそこへ押し込まれてしまった。







狭い肉管に揉みほぐされた後、頭からぶにょっとした空間に落ち込む。



舌袋………今の僕には天国であり、時には獲物をこらしめる処刑室でもある。実際辺りには、辛うじて形を保っているニドキングや、どこかの女性がふやけた顔で倒れていた…………可哀相に。



足場がぐにゃぐにゃで悪いなか、僕は「ドクッ…ドクッ…」と脈打つ肉壁にもたれ座ると、ずっしりと重い舌を見つめ、人差し指でぐっと押し込んだ。



重量のわりにあっさり形を変え、指は簡単に沈み込む。ギネスなみの柔らかさだなこりゃ………




興味が湧き、色々と遊んでまわった。

自分から沈んでみたり…30分かけて舌の根元を探してみたり…思い切って舌を踏んづけたりしてみた。(報復として愛撫)

しかし基本的に何故だかカイオーガは一言も怒らず、むしろ楽しがっているように思えた。
グニャ……シュルッ…!


舌がいきなり動きだした。先端部分は僕を見つけ、素早い大蛇のような動きで近づいてくる。しかし不意をつかれ、脚が舌肉同士の間に挟まってしまった。迫り来るのを避けられず、否応なしに押し倒されて……


グニグニィ……シュロロロ……

「ふぇっ!?……あっ…あっ…」

ここに来てしまった者の末路……
舌は螺旋階段のようにぐるぐると僕を拘束し、先端は口の中に無理やり入りこんでくる。



甘い…………
味覚がおかしくなってしまったのだろうか…
舌の味……魅力的な甘さだった。




ズプニュ……ズボズボ………

「あ………し、沈む……?」


舌は体に密着し、深い舌海に僕を溺れさせようとしている。抵抗しなければ………………


「やめて」とでも言っているかのように、巻きついている舌が顔を覆う。ぷにぷにの物体に抱きつかれるのは、なんとも………


いつの間にか僕は呆気なく沈んでいき……
…体から力を抜き、柔和な舌達に身を任せていた…


<2011/05/15 15:01 ロンギヌス>消しゴム
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