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堕ちるプラズマ − 旧・小説投稿所A

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堕ちるプラズマ

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ゼクロムが飛び立ってから10分後…
Nの前には5体全員揃っていた。



ルギア「人間には興味ないが……ゼクロムの頼みなら仕方ないな。」

カイオーガ「おいしいものくれる〜?」

ギラティナ「……zzz…」

ラティオス「プラズマ団…聞いたことはありますが…」

態度はバラバラだが、全員合意してくれたようだ。

N「…ありがとう。早速頼みがあるんだ。これ………」


Nは腰掛けのポーチから、5つの品を取り出す。



ルギア「これは……!」
カイオーガ「わ〜〜♪」
ゼクロム「すげ……」
ギラティナ「…zz…んあ?」
ラティオス「懐かしいですね…」


銀色の羽、藍色の玉、ブラックストーン、白金玉、心のしずく……全て彼らの力を司っている品々ばかりだ。

恐らく全て揃えるのに、死に至る程の努力と莫大な金が必要だろう…


N「でもこれは抜け殻だよ。君たちが誕生するときにこれは力を失い、今では単なる宝でしかない。だから……」




N「これらに再び、君たちの力を吹き込んでほしい。」

Nは淡々と告げる。

再び伝説の力を取り込んだ宝は、無限のエネルギーを生み出し、所有者に不可思議の霊力を与える。それ×5となれば……


N「ボクには力が必要なんだ。」

Nは静かに言った。5人は黙り込み、考えを巡らせた。


ルギア「つまり……我々に力を失えと?」

N「いや…全部じゃない。少し分けてくれるだけでいいんだ。」

ラティオス「…それなら……別に…」

ラティオスは心の雫を受け取り、模様のついた額に押し付けた。

目を静かにつむり、瞑想する。



雫が明るく光り、真の輝きを見せる。それと同時にルギア達も宝を手にとり、同じ事をした。







力を送ると、5人はぐったりとしていた。

ギラティナ「…zzz……」

ルギア「結構……きついな……」

カイオーガ「そだね……だるいよぉ〜…」

だらだらとしている4人を後ろ目に、ゼクロムはゆっくりと問いかけた。

ゼク「これで終わりか?」

N「いや……まだあるんだよ。」

5つの宝をポーチに収めながら、ゆっくり答える。夜はもうとっぷりと暮れていた。

N「北の島にキャンプがあるんだ。明日の朝、そこに来てくれないかい?歓迎するよ。」

Nは微笑みかけ、先にキャンプへと向かっていった……


<2011/05/15 14:50 ロンギヌス>消しゴム
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