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会合3 〜人間vsポケモン〜 − 旧・小説投稿所A

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会合3 〜人間vsポケモン〜

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調査員「テーマパーク?」

調査官「そうだ。上からの指示で、ポケワールド…という施設を造るそうだ。」

調査員「この島にですか?」

調査官「当然。予定では全種類のポケモンを展示、公開するそうだ。伝説のも。」

調査員「伝説!?でもそんなものどこから…」

調査官「それが私達の仕事だ。5年前から、ここらを通りかかった船の乗員が、この島で伝説のポケモンを数種類見かけたらしいからな。」

調査員「建設は?」

調査官「もう始まっている。展示用ポケモンも、伝説以外全て揃っているそうだ。」

ゼクロム「建設してるのは島のどこだ?」

調査官「確か…2番目の島だった気が……っておい!!!」

調査官は突然掛けられた黒い声にとびのき、銃を構えて辺りを見回す。

調査官「ど、どこだ…」


火の明かりもあるのに、全然声の主は姿を現さない。聞きちがいか…?


ゼクロム「ここだよ…そろそろ気づいてくれ。」

上から声が…








調査員「な、なんだおまえ!」

調査官「知らないか?イッシュ地方の伝説ポケモン、ゼクロムだ。」

ゼクロム「ご紹介どうも。だが聞きたい事がある。伝説ポケモンの捕獲…とかいってたが、それは俺らも入って…るよな。」

自問自答し、納得するゼクロム。10人の調査員がこちらを見つめている…



調査官「と、とにかく…」

ゼクロム「ああすぐ去ってやるさ。が…その前に……」フッ


ゼクロムが目を閉じると、4つの焚き火が一斉に消えた。まるで水を打ったように…

調査員「な、何をしてる?」

ゼクロム「いや…別に俺はすぐ帰ってもいいんだが…後の奴等の強い要望だよ。」

ぎゃあああああああぁぁぁ!!!!!

1人の調査員が、突然悲鳴をあげた。辺りに甲高い音が響く。


調査官「ど、どうした!」

調査員「やめっ…助けて…あっあああああああ!!!!ぐるじいいいぃ!!やべぼおおおおおおっ!!」


廻るましく飛ぶ悲鳴。助けにいこうとする者もいたが、暗いので場所がわからない…


グチュォ…クチュクチュ…ゴリュ…アグァ…

調査員「な、何の音だ…?」

液体が啜られる音、舌なめずりのような音が、異常に大きく聞こえる。悲鳴は聞こえなくなってしまった。



ゴキュ…ゴキュ…ゴクリ…


調査官「まずい……みんな一目散に逃げろ!走るんだぁ!」

ドタバタと靴が擦れる音が辺りを動かした。調査官は逃げる途中、ゲップのような音を聞いた気がした。


ゼクロム「へへ……この島に住んでるのはポケモンだけじゃ…ないんだぜ♪」

ゼクロムは悪魔のような微笑みを見せ、調査隊の跡を追い始める……


<2011/05/15 14:40 ロンギヌス>消しゴム
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