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【保】粉砕された日常2(2nd) − 旧・小説投稿所A
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【保】粉砕された日常2(2nd)

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ザッ…ザッ…

ラ「…」

我は粛清を終えると血の海の真ん中で
倒れたままの竜とその被膜を縫合している竜医に近付いていった。

?「…」

我が色々としている間に
処置は殆ど終わってしまったようだ

ラ「…やけに手慣れているな」

?「…これでも免許は持っているんでな」

ラ「名を何と言う」

ゴ「ゴルダ・アルカトラス」
そう一言、言うと再び縫合に集中し始めた竜医を
我はただ上からじっと見下ろしていた。







ゴ「…よし、処置は終わった」

ラ「…大樹は目を覚ますか…?」

ゴ「血が流れすぎている、輸血をしないと危ない」

ラ「ならば、我の血で…」

ゴ「この子は、人と竜の血が混ざり切っていない、例えあんたがこの子に血を分けた竜だとしても下手に輸血をすればあんたの血がこの子を壊すぞ」

ラ「グルゥ…」

本来ならば、無理矢理にでも輸血を行うが
これ以上壊れてしまうと
更に大樹のアホが加速してしまうだろうから止めた

ゴ「さて…どうするか…」

ラ「…」

それに、輸血出来ないならば魔法で回復してしまえばいいのではと
我は思い始めていたが、今魔法を使うと間違えて(わざと)
攻撃魔法を使用してしまいそうだ

ゴ「…誰か来る」

ラ「…」

たたっ…

?「嫌な匂いがすると思ったら…酷い…」

リーフ「…くぅ…♪」

我らの目の前に現れたのは、オレンジ色の髪をした竜人と
その竜人にお姫様抱っこをされているリーフだった

ゴ「誰だ?」

ラ「抱かれているのはリーフというエルフだが…あの竜人は…」

リーフ「私のお姉様を竜人って言わないで!」

フ「リーフ、ちょっと落ち着いて…あ、自己紹介が遅れました私の名前は、フィーナ・スレイトレイツと言います」

ラ「ラギア・ブラッドストームだ」

ゴ「ゴルダ・アルカトラス」
互いに自己紹介を済ませると
フィーナは大樹に近寄り
そっと手をかざした

ラ「何をしている…?」

フ「こんなに酷い怪我は放っておけ無いから…」


呪文詠唱中………



回復魔法使用中………





ゴ「呼吸が安定してきている、これなら直ぐに目を覚ますだろう」

ラ「フィーナと言ったな…感謝する」

フ「ううん…私は当然の事をしただけ」

リーフ「流石お姉様…♪」

五分後

大「う…」

ラ「…」

大「…ん…く……ぁ…ラギア様…えっと…そこにいるお二方は何方でしょうか…?」

俺がそう聞くと、二人は手短に自己紹介をしてくれた
だが俺はちょっとした事に気が付いた

大「フィーナさんはリーフさんのお姉さんなんですよね?」

フ「うん、そうだけど…?」
大「種族が違ウボァー!」

リーフさんからアッパーカットを食らって
俺はまたあの世へと旅立った。


<2011/11/28 23:42 大樹>消しゴム
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