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【保】粉砕された日常 − 旧・小説投稿所A
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【保】粉砕された日常

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「…くー…すぷー…」

ぽたっ…ぽたっ…

「…ん…?んな…!」

ハグッ……ぬちゃ…ギリッ……アグッ…アグッ…


ゴクン…






「…う゛ー……」

友「どうしたの?朝から変な顔して」

「なんでもない…」

まさか朝一番から捕食、甘噛み、舐め回し、舌マッサージのコンボを食らうとか、思いもしなかった…
しかもご丁寧に、俺を小さくして腹下に組み敷いてから起こすとか、反則だろ

友「なんでもないならいいけど…」

「う゛ー…」

その後も、体調回復しないまま授業を受け続け
体育の時間になった

「…寒っ…」

友「俺らは卓球だから室内だけど、こういう時に外には出たくないね…」

「同感、むしろ温かくて柔らかい場所でぬくぬくしたいわ…」

友「そんなの布団しか無いじゃないか」

と笑いながら友人が返す、しかし…俺には布団以外にも、もう一つそんな場所があるが
言うと変態扱いされるので友人には言えない

先生「ん…?今日はやけに少ないな」

一般生徒「前の時間まで、いた人達も居なくなってます」

先生「…仕方ない…誰か探して来てくれないか?」

勿論、こんな寒い日に体育館の外に出て探しに行くやつなんていない
でも誰も手を挙げないと…

先生「大樹探して来てくれないか?」

誰かに白羽の矢が立つんだよな…今回は俺だったが
指名されたら、仕方がないので探しに行く

「あー…寒いなこんちくしょう」

始めは教室で時間も見ないでトランプで博打してると思い、教室を見たが誰もいなかった

「あいつら…人に迷惑掛けてるって自覚無いんだな…」

その後も捜すが誰も見つからないので
報告するために廊下を走っていると…

ぬちゃっ…ズルッ!

「どぅわっ?!」

何だかヌメヌメして粘着性のある液体を踏み滑った

「いててて…なんだよ…って…気持ち悪っ…」

勿論その液体の中に倒れこんだので、ジャージはベチョベチョしかも風が吹いて余計に寒い

「……」

しかもよく見ると校舎裏の方へ謎の液体が点々と続いていた。

「…まさかね」

脳裏に浮かんだ考えを即座に振り払い、俺は校舎裏へと足を進めた

はぐっ…はぐっ…ぬちゃっ…あぐあぐ……ゴクン…

「…聞き覚えのある音が聞こえてくるけど気のせいだよね〜」

予想が確信へと変わり、更に進むと
そこには、満足そうに顔を綻ばせぷっくりとお腹を膨らませたラギア様がいた



<2011/11/28 23:33 大樹>消しゴム
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