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【保】粉砕された日常 − 旧・小説投稿所A
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【保】粉砕された日常

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いきなりの事に困惑と恐怖が入り混じり
俺はラギア様に頭を掴まれたまま深紅の眼で睨み付けられていた。

「もう一度聞く…貴様は誰に命令しているのだ…?」

「…ぁ…ぁ…」

「貴様には〈オシオキ〉が必要だな…ククク…」

お仕置きと言う言葉を聞いた途端に俺は全身から
血の気が引き、顔が真っ青になった…

「怖いのか?怖いだろうな…我のお仕置きは生易しい物ではないからな…」

そんな事は言われなくても予想がついていた…
謝らないと…俺はこの世界いや、輪廻の輪から外され一生の苦しみを味わうことになってしまう

「ら…ラギア…さ、ムグゥッ!?」

謝ろうと口を開いた途端に尻尾が口まわりに巻き付き喋れなくなってしまった

「今更、謝罪の言葉など意をなさぬぞ…」

「!!」

そう言うと、ラギア様は俺を引き寄せてそのまま尻尾で頭を締め上げ始めた

「ンンンンンーッ!!!!」

頭を締めあげられ、その激痛に足をばたつかせるも
締め上げは緩むどころか更にきつくなっていく

ギリギリ…ギリギリ…

「ンンンーッ…!」

徐々に弱っていく俺を見ながら、今ラギア様はどんな顔をしているのだろうか…
多分…笑ってるんだろうな…

「それでは…最後の仕上げだ…」

もう殆ど意識なんて無い状態で、トドメを刺すんですか…
なんて思った矢先に、締め上げが緩んでいくが
俺は捕まったまま、ラギア様の腕が伸びてくるのが見える

「…」

そのままラギア様は俺に向かって




強烈なデコピンを食らわせた

「いっ!!」

まさかのデコピンに吹き飛び掛けていた意識も一気に戻り、地面をのたうち回り

「ククク…」

「いっ…きぃぁ……どわっ!?」

のたうち回る内に近くの用水路に落ちた

「…ぶっ…ククク…」

俺は痛みを堪えながら、用水路から這い上がる
その時に、ちらりとラギア様の腹が見えたが
腹の大きさが元に戻っていたから、捕食された人達は本当にとろとろに溶かされてしまったらしい



<2011/11/28 23:35 大樹>消しゴム
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