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会合2 − 旧・小説投稿所A

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会合2

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ゼロ「おい…待った…」

前からルギア、後ろからはギラティナが、じりじりと迫ってくる。2人の開いた口からは…


ボトッ…ボタ…タラ〜ッ…


太陽に輝く汁が垂れだしている。そのままゼロは2人に挟まれ、逃げ道を失った。

背中に押し当たるギラティナのお腹から、ゴポゴポという消化音が漂ってきた。

ゼロ「助…けて…くれ…」

ギラティナ「さっきの威勢はどうしたんだ?フフ…出せないよなあ…?」

ベロ〜リ…
ゼロ「うひぃ…」

ルギア「ギラティナ、こいつは渡さないからな。」

あむ♪
ゼロ「ふぐうっ!」


ギラティナ「ああ…別にいい。」

口を離し、ルギアは優しく話しかける。



ルギア「さて…お前は侵略者だ…私はできる限り強行手段は使わず、自分から出ていってほしかった。だが帰る手段が無いんだったな?そういう場合…」

ゼロ「や、やめろ…」

ルギア「排除する…徹底的にな。」

ギラティナ「(目が怖い…)」

ゼロ「何でもするから…命は…」

ルギア「だがどうやって排除するか。吹き飛ばすか?踏み潰すか?遺体処理に困る。
……遺体も残らず、完全に抹消する方法といえば……」


ゼロ「いや…やめてくれ…」

グパァ…

ルギア「喰う…んだよ。」


ガブリッ!!
ゼロ「あああっ!!んぎい…助けてくれえっ!!」

ルギアがいきなりゼロを銜え、持ち上げる。ゼロは死を恐れて泣きだし、命を乞う。だがそれを聞かないルギアはにやりと微笑し、もがく獲物を舌で口内に引きこんだ。



グモモ…ギュムギュム…ジュプゥ…

ルギア「そう暴れるな…痛みはすぐ終わる。」


強気な獲物を捕らえ、いたぶる快感が、ルギアを陶酔させる。カイオーガの気持ちがよく分かった…

ルギア「フ…空気が欲しいか?ほら。」

ルギアにぬっちゃくちゃにされ、舌の上で倒れている獲物に、ほんの僅かながら酸素を送る。

ゼロ「いや…たしけて…ぶえぇ…」

唾液を飲んだのか上手く喋れず、意思が伝わらない。もちろんルギアはそれを冷たく笑い、彼を喉に持っていく。


グプゥ…ヌチョ…ネトネトォ…

ゼロ「あ…ぎぃ…んんっ!…うぐぇ…」

喉に行く前に、最後の愛撫が始まる。
首に巻きつき、胸を撫で、大事な所をこねくりまわし、足裏をくすぐる。苦しみが殆ど無いのは、ルギアの微かな優しさだろう。

ルギア「もういい…だろう?」

ゼロ「やっ…助け…呑まないで…」

そういいながら、短い愛撫が終わり、いよいよ…




ゼロ「あ…だめだ…」

舌よりもずっとずっと柔らかい喉の肉が体を包む。舌は目の前で蠢き、監獄へ行く獲物を見送っているかのようだ。


ルギア「じゃあな、美味かったぞ。」

ゼロ「出して…くだ…さ…


ゴクン…








ルギアのぷっくりお腹が、更にぽこっと大きくなる。ルギアはそれを、自分を楽しませてくれた獲物を愛おしそうに撫で、微笑んでいた。

ギラティナ「ハハ…暴れてるぞ?」

ギラティナは悪戯っぽく翼で膨らみをつつき、押し込む。

ルギア「人間とは可愛いものだな…意地を張り強がってはいるが、いざとなったら助けて、やめてくれ、殺さないで…」

ギラティナ「ああ…もっと喰いたくなってきた…」

ルギア「む、そうだ忘れてた…」


ルギアは潜水艦にもたれ震えているに近づいた。

バルス「く、来るな…やめろ…」

ルギア「すまないが…これが私の仕事(趣味)だ…」

気まずい沈黙が続く。


ルギア「そうだ…ほら…」

ルギアは自分の白い翼から、輝く羽を一本取る。

ルギア「やる…売るなり捨てるなりしてもいい…」

バルス「え…うん…」

バルスは恐る恐る近づき、銀色の羽を受け取る。絹のような感触だ…



ルギア「さあ…行け…」

バルス「あ…ありがとう…助けてくれて…」

ルギア「………ああ…」


10分後、船は出航した。



ルギア「…………」

ルギアは静かに、赤い瞳で船を見送る。
羽を渡した時、一瞬…本当に一瞬だが、あいつを喰いたいと思った。我ながらなんて…なんて事を…

しかしあいつは受け取ってくれた…本当に嬉しい。ただそれだけ…信じてくれたのか?





ルギアは目を下に向ける。まだもこもこと抵抗している。

ルギア「お前は違うな…あいつの生きる術を奪おうとした…罰だ♪」

ルギアはにっこりと怪笑し、お腹を愛撫するのだった…


<2011/05/15 14:38 ロンギヌス>消しゴム
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