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【保】兄竜との出会い − 旧・小説投稿所A

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【保】兄竜との出会い

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悲劇part1



俺の名前はスイト…
今日は一人で森をうろうろしている…
でも油断はできない…ある海竜に狙われてる自分だから…


「とは言っても海の近くまで行かないといいのが手に入らないからな…今日は捕まらないようにしないと…」


タ、タ、タ、タ、タ、


スイトは走りだし、目的地まで向かって走った…












「さて…着いた着いた…」


目的地にたどり着いたスイトは辺りを探し回り、木の実などを拾っては持ってきた入れ物に入れる…


「おっと…周りに気をつけなきゃ…すぐ逃げれるようにしとかないと…」


周りをキョロキョロしながらスイトは食べ物を集めて楽しんでいた…










ザパン…


「退屈ですね〜最近はスイト君にも会ってませんし…」


海の周りをうろうろしている海竜エレニムは最近会っていない獲物を探していた…


「う〜ん…ん?」


エレニムの視線にスイトの姿が見え、
体を隠し、顔だけをヒョコと出して、そっと近づいた…

ジュルリ…


「ここでご馳走に会えるとは…早速……おや?」


舌舐めずりをし、海から上がろうとしたエレニムだったが、スイトの行動により、動きを止めた…


「ほう…周りを警戒してるとは…」


スイトは周りをキョロキョロしながら食べ物を集めていた…
まだエレニムの存在には気ずいていないが辺りに誰かいないか探している行動もあった…


「困りましたね〜近づこうにも距離的にスイト君が有利ですし…しかしせっかくの好物を見逃すわけには行きませんし…」


エレニムは考え少しスイトから離れ、何か策がないか考えてた…すると…


バッサ…バッサ…

「おや?」

突然の後ろから気配がし、
後ろを向いた瞬間ミレアがいた…


「ミ、ミレアさん!?」

「声が大きいわ…ちょっと使ってみてくれないかしら?」


ミレアがそう言うとエレニムにある時計が書いてあるメモリを渡し、エレニムはそれをまじまじと見ていた…


「何ですか?これ…」

「ちょっと不思議なことが起こる物…てっ言っておこうかしら?」

「?」

「スイトに近づいてからそこを押してくれないかしら?それと1分の間急いでね…」


ミレアは説明を終えるとエレニムから離れた…


「う〜む…」


メモリを見つめながらスイトがいる所へ戻った…










「ふう…今日はエレニムはいないか…」


スイトはいうと持ってきた入れ物には食べ物が結構集まっていた…

ザパアアン…

「さて…使ってみますか…」


スイトのいる位置に戻ったエレニムは手に大事そうに持っていたメモリを押してみた…


キチ…「TIME(時間)!!」


エレニムはメモリを押した瞬間辺りに違和感を感じた…

「おや…辺りが一瞬止まったような感覚…一体何が起きたので……うん?」


エレニムはスイトを見た瞬間驚いた…
体が固まったかのようにスイトの動きが止まっていた…


「スイト君?」

ザパアアン!!


海へ上がったエレニムは急いでスイトに近づいたがスイトはその存在に気ずいていなかった…


「僕の存在に気ずいていてないのでしょうか…それなら…」


ベロ…ベロ…


スイトを舐めてみたが顔に唾液がついてもじっとしていた…


「すごいですね〜これは…」


エレニムはメモリをまじまじと見つめていたがミレアのある言葉に思い出した…


「なるほど…1分というのはそういうことですか…」


ジュルリ…

クパア…ダラ…ダラ…


エレニムの口はゆっくりと開き、スイトの体は少しずつエレニムの口の中へ消えていき…


カプ…ゴクリ…


スイトを呑み込み、膨らんだ喉はどんどん下っていき、喉、食道へと落ちていきいつの間にか胃袋へ到着していた…


「ふう〜今日は楽にスイト君を頂けるとは…こういう日もいいですね〜」


エレニムは自分のお腹を撫でている内に一分がたった…




<2011/11/24 22:01 スイト>消しゴム
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