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消えた理性 Forth − 旧・小説投稿所A

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消えた理性 Forth

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開けたところに3人(2人)は出た。

「どう?ここが僕の住みかだよっ♪」
「す、すごい...」

そこに広がっていたのは広く澄んだ湖、広大な岸辺、珍しい実のたくさんなる木々の山。
まさに自然の中のロイヤルホテルだった。

「ほ、本当にここに住んで良いのか!?」

「うん。」

ロイスは感動した。カイオーガの優しさにだけではない。こんなに素晴らしい自然が残っていたことにもだ。

「た〜だ〜し〜。」

「え?」

「条件があるよ?」
「な、なんだ。」

「一日一回以上、僕に食べられてほしいんだぁ〜。」


ロイスの希望は、跡形もなく消え去った。

「え?」

「どうする?OKなら5日間ちゃんと面倒見てあげるよぉ?」

「そ、そんなことできる訳ないだろ!?」

「じゃあ出て行ってねえ。」

カイオーガは貪欲な表情を浮かべ、ロイスの心を苛む。

「で、出てけば良いんだろ!?」

ロイスはカイオーガの脅迫を拒み、湖から出て行った。



...ゲボォ!
ロイスが去った直後、ジュカインは吐き出された。

「ゲホ!ゲホ!あーくるしー。」
「おかえり。」

「おかえりじゃね.....と、それは後でいい。
良いのか?森の中に離して。」

「いいんだよ。どうせ...」

「あ?」

カイオーガは妖しく微笑む。

「泣き叫びながら頼みに来るんだからねぇ..」


<2011/05/15 13:54 ロンギヌス>消しゴム
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