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【保】とある竜医と女王竜の記録 − 旧・小説投稿所A

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【保】とある竜医と女王竜の記録

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「酒臭いねぇ」

胃の中でもぞもぞしながら、ポポイは言う。
セレノアの胃は、物凄く狭く。身動きこそは取れないが癒しの竜のせいか、狭苦しいとは感じなかった。

「しかし不思議な胃・・・」

しかも、じっとしていると眠気と疲れが抜け。ポポイは眠くなくなった。
眠くなくなってしまったポポイには、漏らしてしまったと言う事実が残される。

「やっぱり漏らしたのは事実、くうっ・・・」

セレノアが起きて出されるまでの間、ポポイはやはり羞恥に悩まされ続ける事になった。

「じゃ、戻るわ」

朝食後、すぐに船に乗り。ゴルダ達はスリュムヴォルドへ戻った。
そして、城へ戻るや。エルフィサリドにシスイとアルヴァスへ行けと言われる。

「仕事だ、お前に私に近い権限をやるから。フランベルシュと会って、同盟を結成する時に枠組みの中へ入ってほしいと言う事を伝えろ。私はこれからエルダリス2世と会談で手が離せなくなる」

エルフィサリドに言われ、ゴルダはすぐに準備を始める。
自室で準備をしていると、シスイがひょっこり現れる。

「あそこはスリに注意しろ、ガラの悪いのが多いぞ」

シスイに言われ、ゴルダは腕に仕込みメスとナイフをセットする。
シスイがそれを見てそんなので大丈夫かと聞くので、ゴルダは

「大丈夫だ問題ない、いざという時には拳だ」

と答える。

「では行こうか」

「ああ」

2人は城の転送魔法陣からアルヴァスへ向かう。
転送された先は、城下町の一角で。負の雰囲気などが漂っていた。

「陰湿な空気だ」

歩きながらゴルダは言う、シスイはその後ろから元の姿で付いて来ている。
少し歩くと、急にシスイが背に乗れと言いだすので。ゴルダはシスイの背に飛び乗る。
すると、ゴルダの居た場所を謎の竜人達が通り過ぎた。

「スリ集団だ、危なかったな」

シスイはゴルダに言う、ゴルダは背後に何かを放り投げながら

「まあな」

と言い返す。その直後、背後で爆発音とともに何か気体が噴き出す音が響いた。
シスイはすぐにゴルダが何かやらかしたのだろうと察知するが、あえて

「何を投げたかは知らんが、やるじゃないか」

と一応褒める。ゴルダはふっと笑い、それっきり黙り込む。
シスイの背でゆられて30分後、目の前にいかにもな雰囲気のする城が現れた。

「アルヴァス城、侵入者除けの闇魔法を多用してるから。ちゃんと指示された場所を通らないと、まず死ぬ」

「ふむ、それは怖いな」

「なんだその反応は?」

無愛想な反応を返され、シスイはむっとする。
そんな事をしていても仕方が無いので、2人は城の中へと入り。フランベルシュと対面する。

「ほほう、あのアルカトラスの孫とな。さぞかし力もあるだろう」

紫の目に黒き鱗の暗黒魔竜、フランベルシュは国王にもかかわらず。親しげな態度でゴルダに言う。

「国王としての威厳はおありかな?」

ゴルダはフランベルシュに質問する、フランベルシュはあると即答する。

「しかし、ガチガチにしていてもつまらぬ。そうだろ?」

フランベルシュに言われて、ゴルダは納得する。



<2011/07/25 22:17 ゴルダ>消しゴム
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