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【保】とある竜医と女王竜の記録 − 旧・小説投稿所A

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【保】とある竜医と女王竜の記録

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「冗談じゃないわよ!」

とチルノはまだ抵抗するが、デュラガウアをどかせるはずがなかった。

「ああやかましい、あいつが来たら厄介だぜ」

ペロッ、バクッ

「ひゃっ・・・んんっ!」

デュラガウアは、チルノを一舐めし。そのまま呑み込む。

「だ、出しなさいよ。このこの!」

食道から胃へ落とされたチルノは、なおも抵抗を止めずに暴れていた。
デュラガウアはそんな事も気にせずに、のそのそと歩きだす。

「このままだとあたい、消化されちゃう・・・」

と言っている間にも、胃液は分泌され。チルノを溶かして行く。

「さて、あいつを探しに行くか」

デュラガウアが走りだそうとすると

「その必要は無い」

と声がしたので、振り向くとリヴァイドが立っていた。

「また戻ってきたか、その前に・・・」

リヴァイドが何かを詠唱したかと思うと、チルノがリヴァイドの前に出てきた。

「なるほどね・・・大丈夫かい?お嬢さん」

チルノに完全回復魔法を使いながら、リヴァイドは聞く。

「だ、大丈夫よ!それよりあんた!さっきはよくも・・・」

デュラガウアに向かって怒鳴り散らすチルノをリヴァイドはなだめて

「下がってなお嬢さん、あんたじゃ勝てない」

チルノに下がるように言う。

「とどめは刺させてよ!こいつに仕返ししたいんだから」

リヴァイドは分かったと言って下がらせる。

「またかお前は?何度やっても同じだろうに」

手を鳴らしながら、リヴァイドはデュラガウアに言い放つ。

「当たり前よ、しかし今度という今度は俺が勝つ」

自信満々にデュラガウアは言い放った。



<2011/07/25 22:15 ゴルダ>消しゴム
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