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銃と君と仲間と − 旧・小説投稿所A

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銃と君と仲間と
− 三匹のDRAGON −
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日時: 2011/03/07 23:00
名前: ロンギヌス

ピシュゥイン…!!

金属製の扉が開き、ツタージャが心配そうに入ってくる。
 その瞬間、全員がそれに気を取られた一瞬をつき、レインは再びピンク色の斬撃を放ってきた。

「あ…危ない!!」

カイオーガが勢いよくツタージャを引き寄せ、ギリギリで斬撃をかわさせる。閉じたばかりの扉が、木っ端みじんに吹き飛んだ。

「ツ、ツタージャ何しに・・」

「わたしだけ・・逃げてるだけなんてできないよ・・」

ツタージャの俯きながらの言葉に、ロンギヌスは心が痛む。
 トレーナーとして・・戦わせるべきなのだろうか・・



「で、でもお前武器が・・」

「キシシッ…♪ マスターたくさん忘れてたでしょ?」

待ってましたというように、ツタージャは隠し持っていたメモリを見せつける。ロンギヌスが放り投げて行ったケースの中にあった物らしい。


カチッ_『FOREST(森林)!!』


スイッチが押された瞬間、ツタージャの体は眩い光を放つ。
焼けるような光にロンギヌスは目を隠したが、彼にはツタージャが大きくなっているように見えた。









「マスター、マスター?」

「うぅ・・ってえ?」

視界が漸く元に戻ると、ロンギヌスは何ら変わらないツター
ジャの声に振り返る。しかしそこにちょこんとした彼女の姿は無く、
代わりにロンギヌスをも凌ぐ大きさのジャノビーが立っていた。


「えっ・・進化・・?」

「うん…一度くらいやってみたかったの…」

大きさの割に恥ずかしそうだが、やはり御三家の威圧感というもの受けるロンギヌス。その背後でカイオーガが、こっそり彼に呟いた。


「・・ねっ…今回はツタ……ジャノビーにやらせてあげたら?」

「で、でも・・」

「せっかく進化したんだから・・。 言ってなかったけど、ジャノビー強いよ?」


ロンギヌスがそれに答える前に、レインが痺れを切らして向かってくる。今度は脚にピンクの光を携え、ジャノビーを狙っているらしい。
 すかさず全員バラバラになり、円状にレインを取り囲む。




「じゃあ今回は援護か・・ジャノビー、任せたぞ」

「はい・・マスター♪」

嬉しそうなジャノビーの返事を聞き、カイオーガはニヤッとメモリを構える。 どうやら彼もサーポトやる気満々のようだ。




「ふふ・・来たらいいわ。 私の手下には丁度いいポケモンばかりじゃない・・」

レインは高らかに嘲り、囲まれたにも関わらず余裕の表情を浮かべている。
その背後から、ロンギヌスはライバーを構えた。

「これって卑怯・・? って場合が場合だよな、うん。」

戦闘中とは思えない発言だが、素早くカードを3枚装填する。
照準をしっかりと合わせ、トリガーを引く。

「大サービス」

『ライド__レシラム(RESIRAM)リオレウス(RIOREUS)ジンオウガ(JINOUGA)!!』


時空を裂くような咆哮が3つ轟き合い、床を割る勢いで三体が出現する。 ジンオウガはなにやら、見た事のある部屋に懐かしみを感じているようだった。


オウガ「いい使い方だ・・また我を呼んでくれるとはな」

レシラム「嬉しいです・・♪ たくさん遊べますね」

レウス「…だといいがな」


流石に巨竜三体を目の前にしてか、レインも少し自信が揺らいだらしい。しかし見下ろされながらも即座ににクイーンメモリを取り出し、再び彼らを隷従させようとした。



「もうさせないよっ♪」

『ETERNAL_マキシマムドライブ(MAXMUM DRIVE)!!』

カイオーガは彼女よりも先にメモリを使い、目の前の空間に巨大な『E』の文字を出現させる。そしてそれを勢いよく叩き割ると、その破片は追尾弾となってレインを爆撃した。



ドドドドドギュグガアアアン・・!!!!

「きっ…ぎゃあああっ!!」

悲痛な叫びとともに、レインの体を火柱が包み込む。そして彼女の手元を離れたクイーンメモリはというと・・





パキィン…!!

最強の技を喰らい、粉々に砕け散ってしまった。
レインは煤だらけになりながら這い出し、ゴミと化したメモリの残骸を見つめる。

「ぁぁ…そ、そんな・・」

「ナイスアタック、カイオーガ♪」

ジャノビーはニコッと微笑み、元気よくカイオーガとハイタッチをする。 ロンギヌスが指示を出すと、竜三体はドスドスとレインに近づいていった。


レシラム「これやっちゃえばいいんですかぁ〜? ジャノビーさん一人でできると思うけど・・」

レウス「そう言うなよ…何でもしていいんだろ?」

オウガ「そういう事だ・・いい命令だな」


逃げ道を隙間無く囲まれ、レインは素っ頓狂な声を上げた。



<2011/05/14 23:10 ロンギヌス>消しゴム
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