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【保】空の捕食牢獄 − 旧・小説投稿所A

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【保】空の捕食牢獄

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それは、ある昼下がりのことだった

いつものように起きて
いつものように湖に水を飲みに行く…

いつものキラキラした湖…ここの水は美味しいんだ…
しかしここで見るのも飲むのも最後となった

ピチャッピチャ…

イー「うーん…冷たくて美味しい」

ボー「美味そうなのはおめぇだけどな?」

イー「!だ、誰!」

気がつくと、涎をたらしたボーマンダが後ろに立っていた
それだけでも状況を理解するには十分だった

ボー「へへへ…」

イー「い、いや、来ないで!」

でんこうせっかを食らわした
しかし…

ボー「おっ自ら捕まえられに来たか?」

でんこうせっかを食らわしたのは柔らかいお腹で
まったくダメージも聞いてないようだ
ポニュっと跳ね返り、地面に転がり落ちた

イー「いてて…」

とっさに、長い何かが体に撒きつく

イー「し、舌!?」
ボー「ご名答♪」

そしてシュルルッと体がボーマンダの口に近づけられていく…

イー「いやだあ!!死にたくないよ!!」

パクリッ
口内に納められてしまった
ジュルルッニュルルッ…

イー「ひっ…あぅ…」

体をベトベトの舌で舐め回されている
ぬちゃっにちゃっぬちょっ…

ボー「うーん♪美味い…おっと、そんなことしてる場合じゃなかった」

そう言った途端、喉肉が徐々に体を包まれ…

ゴクリ…

ボー「ふー結構美味かったぜ?」

そういうと空へ羽ばたいていった

ニュチャ…コポポッ…

イー「ここは…」

そう、胃の中だった
えっ…胃…

イー「冗談じゃない!こんなところでこいつの朝飯になってたまるもんか!」

体内ででんこうせっかを食らわした
外よりも内の方がダメージはあるはずだ

ボー「うおっ!いてて…何だぁ?」

飛んでいた体のバランス少し崩れた
しかし、元に戻すと

ボー「この野郎…少し大人しくしてろ!」

ぐにょにょにょにょにょ…

イー「うわあ!…ぐぇ………」
肉の壁に圧迫され、あっという間に気を失った

ボー「ふう…いてて…気絶したか…」

そうして再び大空へと羽ばたいていった…




<2011/07/01 21:34 won>消しゴム
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