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【保】空の捕食牢獄 − 旧・小説投稿所A

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【保】空の捕食牢獄

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イー「う…うぅん…」
ボー「お、気がついたか」

死んだはずの僕が見たのはいつもの3匹と牢獄だ…

イー「あれ…たしか僕、ハブネークに…」
サザン「あの後俺達が吐き出させたんだよ もう少しで溶かされる所だったんだぞ」
カイ「あっ…えっ…ちょっと…何で泣いてるのさ;」

よかった…生きてるのが嬉しい…
また3匹に合えたのが嬉しい…

イー「うぅ…よかった…」
カイ「随分恐い思いをしてたみたいだね 今日はゆっくり休みなよもう遅いしさ」
イー「うん…ありがとう…」
カイ「ほら♪寒いでしょ」

そう言って僕を抱き寄せ、ぷにっと柔らかいお腹に寝転んだ

カイ「気持ちいいでしょ?」
イー「う…うん…気もちいい」
ボー「んじゃ俺は寝る」
サザン「俺も寝るわ お休み」

僕もプニプニで暖かいお腹の布団でぐっすり眠った
この頃まだ分からなかったが…3匹に少しずつ心を開いているようだった
まだ硬い場面もあるが…

翌朝―

イー「ん…?」

目を開けた僕は眩しそうにもぞもぞとカイリューの腕から這い出した

「ぐがー…ぴゅるるるる…」

3匹ともまだ寝ているようだ
僕は太陽を見てみた
まだ6時頃の位置だ
どうしよう…目が覚めちゃったし…何をしよう
僕は3匹の口を見てみた
今日は誰に食べられるのかな…
ううん…頭と足どっちから食べられるのかな…
あれ?何でこんなこと考えてるんだ?
捕食されるのが好きになってきたみたいだ

カイ「起きてたの?」

後ろから突然声がした

イー「カイリュー…」
カイ「んー僕これから朝ご飯採りに行ってくるけどイーブイ君もどう?」
イー「いや、遠慮しておく」
カイ「んー楽しいのにーんじゃ行ってくるよー」

バサッバサッバサ…
今「楽しい」って言ってなかった?
Sってやつかな…
僕はやることがないので2匹の近くで座って待つことにした

しばらくして―
サザン「…ん?」

サザンドラは目が覚めたようだ
そして目の前にふかふかした美味しそうな尻尾が…

サザン(クンクン…いい匂いだなぁ…ジュルリ…)

たまらず尻尾をパクッ

イー「うわあっ!…なっ…ちょ…」

サザンドラにいきなり尻尾を咥えられて宙吊り状態にされた
宙吊りにされているので足をバタバタ動かすだけで何も出来ない

サザン「うーおはよう」

ペチャペチャペチャ…
そういいながら尻尾を飴のように舐め回している

イー「いや、おはようじゃなくて…離してくれない?」
サザン「お前ってホント美味いな…」
イー「無視しないで聞いて…うわあ!」

ブンブンッブンブンッ

ボー「ん…?あっ…?」

ボーマンダが起きた
起きたボーマンダが見たのはサザンドラがイーブイの尻尾を咥え、
ブンブン振り回している光景だった

イー「や、やめてえ!離してえ!」
サザン「へへへへ…」
ボー「何やってるんだよ」
サザン「イーブイで遊んでるんだよ」
ボー「朝からうっとうしいことしないでくれ…さっさと離せよ」
サザン「ん 分かった」

ボトッ
振り回しから開放された僕はぐたっとなった

イー「ひい…ひい…ひどい目にあった…」
サザン「フフッごめんな」
ボー「今度俺がやっていいか?」
イー「いや、もうあれはお断り!」
ボー「へいへい…」

ボーマンダはそういいながらもいつか遊んでみたいと思っていた
僕はまたベトベトになってしまった尻尾を毛づくろい…
そうこうしてるうちにカイリューが帰ってきた

カイ「ただいまー」

ドササッと置かれたのは…オボンの実2個…ポッポ20匹…だけ?

カイ「途中でポッポの群れを全部捕まえてきたんだよ」

なるほど 技を繰り出して一気に倒して捕まえたらしい
ポッポが傷だらけだ

カイ&ボー&サザン「いただきまーす」

ジュルルッピチャッピチャ
「助け…いや…やだ…」

また食事の時間の音が始まった
話し声、食べる音、飲み込む音、助けを求める声
それ以外は何も聞こえない 辺りは静かだ

僕はオボンの実をパクパク食べる
うん、美味しい

イー「ごちそうさまでした」
カイ「いてっ!」
イー「えっ!どうしたの?」
カイ「いや…お腹の中でポッポが暴れてるみたい…いて!」
イー「大丈夫?」
カイ「うー…よいしょ」

「ぅわぁー!」

お腹の中から悲鳴が聞こえて静かになった

イー「えっ何したの」
カイ「肉壁で押しつぶしたんだよ」
イー「へ、へぇ…」

捕食者が飢えるのは嫌だけど
被食者が食べられるのも見たくない複雑な気持ち…

ボー「今日は俺が食べてやろうか?」
カイ「僕まだイーブイ君食べたことないよー」
サザン「じゃあ今日はカイリューだな」
イー「えっカイリュー」
カイ「早速食べたげる♪」
イー「え!そ、そんな…」
パクッ

人が入ったことのない森の奥の崖…
牢獄者を連れ去り、毎日捕食されるという
「空の捕食牢獄」がある…

カイ「うーん美味い…ん?君もここへ来て毎日食べられてみる?」

終わり



雑談タイム

サザン「…何だこの終わり方は…」
ボー「明らかに無理矢理終わらせたな」
カイ「いやね、あまり長く続かせると読者飽きちゃうしさ だから次に延ばすことにしたの」
イー「…ただ面倒くさくなっただけじゃない?」
サザン「後、こういう捕食を書いてみたいそうだ」

・捕食者 大きく口を開けておいでと誘惑する
・捕食者2匹で舐め回し(もちろんその後ゴックン)
・苦しめながら捕食(鬼畜捕食)

サザン「だいたいこんな感じだな」
ボー「続きは作者の気分次第って訳だ(勝手な…」
イー「えっ…もしかして続いたら上の捕食シーン全部僕がやられるの!?」
カイ「まあ、そういうことになるかな」
イー(嬉しいような嫌なような…)
ボー「ま、そういうことで続きを書いてみよっかなと思っているらしい」
サザン「質問あったらどんどんしてくれよ」
イー「こんな駄作でも見てくれたみんなありがとうね」
カイ「じゃあねー」

続くかも


<2011/07/01 21:36 won>
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