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【保】雨が止むまで・・。 − 旧・小説投稿所A

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【保】雨が止むまで・・。

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・・・・。そんな話を聞いた僕・・。ヤナップは1日前のような安心感はなかった。

ブイゼルはすっかり回復してもう元気になっている。


ブイゼルがまだ寝てた時、僕はサザンドラに驚きの情報を伝えられた。
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サザ「お前らはもしかして、相手が2匹だと思っていないか?違う。相手は3匹さ。基本的に活動してるのは2匹で、緊急事態用に一体用意してるんだ。」

ヤナ「じゃあなんで逃げられた・・・?ジヘッド時代に。3匹vs1匹 でポワルンを連れて帰って、もう勝ち目がないはずだ。」

サザ「・・・・これだよ。つかったのは」

そういうとサザンドラは何かをおもむろに取り出す。

・・・あなぬけのひも。


サザ「我ながら、ずるかったよ。しんぴのしずくを口にくわえたポワルンを介抱しながらこれを使って逃げたんだ。」

・・・・・少しの間沈黙が流れる。

するとサザンドラは

サザ「これをお前らにやるよ・・・。何かあった時はこれで逃げろ。ポワルンだってお前らが死ぬことを望んではいない・・・。」

ヤナ「なんでここまでしてくれるんだ・・?」


サザ「・・・・お前がジュプトルみたいだからだよ。タイプも性格も喋り方も・・・。何より仲間を大切するところだ。だから・・・お前にはああなってほしくないんだ・・・。」

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僕はあの時のサザンドラの顔を忘れられない・・。今にも泣きそうな・・・。仲間を思う顔。

ブイ「どうしたのー?・・・・・緊張してるの?」

ヤナ「・・・少しな。考え事してただけだ。」

ブイ「・・・・僕は強くないんだ。いっつも助けてもらってる。それが運命かのようにね。でも、僕も昨日助けてもらって思ったんだ。今度は僕が君を助けるって。」

ヤナ「・・・・あまりむちゃするなよ・・。」


そんなこと話していると、僕らはポワルンの家に着く。しかし、彼はいない。


・・・・滅多に外出しないポワルンがこんな時期に外出・・・?何か関係あるんじゃないかな・・。

そんな予感が頭をよぎる。

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次の日・・・・。天気はどっしりと重い雨の降りそうな空だ。

僕らは岩場へ進む。彼らと会った岩場へ。

ボーマ「来たな・・・・。待ってたぜ♪」

元気よくボーマンダは言う。

クチ「てっきり逃げると思ってましたね。意外です。」

ボーマ「このまま一方的な勝負をしてもつまらねぇ。だからハンデをつけてやるよ。この前とは別の。
この雨は天気予報だとあと6時間後に止む・・・。
それでも決着がつかなかったらお前らの勝ちだ。
いいな?お前らの負けは・・・俺たちに食われた時だ。」

ヤナ「僕たちの勝ちはお前らをあの崖に衝突させた時だ。いいな。」

ボーマ「ふふ・・・。いいぜ。さて景品は?」




   

あ。忘れてた。ブイゼルが食ってしまったんだ。





どうしようかと考えているうちに

ブイ「食べちゃった〜♪おいしかったよ!」

ボーマ「食っただと…?」


クチ「まあ、そうかとは思っていましたがね。仕方がない。
そのスターの実の効力をもった体を食べさせてもらいましょうか。」


その瞬間


ポツッ  



雨が降り始める。







戦いの始まりだ。



<2011/11/23 23:47 氷水>消しゴム
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