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【保】雨が止むまで・・。 − 旧・小説投稿所A
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【保】雨が止むまで・・。

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…遡る事 12年前。




ライ「ひぃ…。待ってよ…。足が…。」


ジヘ「素早さトップクラスのお前が何言ってんだ。さっさと歩け。」

サザンドラ…いや、この時代は ジヘッド と彼の仲間のライチュウが話す。

ポワ「目的地まで後………歩いて1時間です。頑張ってください。」

ジュプ「でも、彼の足じゃ2倍以上かかると思うね。多分。」

ライ「…プチッ。何だとぉぉぉぉ!?素早さトップクラスの俺をなめんじゃねぇぇぇぇーーーーー!」



ライチュウは真っ直ぐ走っていく。そのスピードは生半可なガブリアスよりもかなり速い。


ジュプ「これで、半分時間短縮って所かな。お前らはゆっくり来なよ。俺とあの単純バカで取って来るからさ!」


そういうとジュプトルは消えた。

いや、正確には目にも留まらぬ速さで駆け抜けていったのだ。



ポワ「…さて。私たちは彼等の好意に甘えてゆっくりいきましょうか。」


ジヘ「そうだな。宝は何とかしてくれるだろう」


彼等はいわゆる

探検隊

で4匹ともそれぞれ役割をもっていた。

ライチュウ:持ち前の素早さで宝を奪取。

ジュプトル:目にも留まらぬ速さ敵を翻弄させる。いわゆるストッパー

ポワルン:作戦を1人で立て、勝負の時もフォーメーションを即座にきめる。

ジヘッド:チームの大砲。全ての攻撃は彼から始まる。




そのような感じだ。










少しして僕等は目的地に着く。


…あれ?2匹がいない。




辺りをキョロキョロと探す。すると真上から


バクゥゥン!


何か音がした。



ジヘ「おい!ポワルン!大丈夫か!?」


後ろを見る。


いたのは……。










クチ「うーん。まぁ微妙ですかね。味は良いですがコクがありません。」




…クチート。目の前にいたのは彼だった。


彼の頭の口で何かがモゴモコ動いている。



ジヘッドの中で何かが込み上げて来る。


げきりぃぃぃん!!



怒りに身を任せたジヘッドはこの技を放つ。


クチートは腹に げきりん をくらい、口のなかにいた獲物…ポワルンを吐き出す。


ジヘッドは唾液まみれになったポワルンを見てますます怒りが増す…。


その時



ベロォォォォォォ



ジヘッドの背中に伝わる生々しく、温かい感触……。


ボーマ「んー。味はまぁまぁだな。」



<2011/11/23 23:46 氷水>消しゴム
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