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エンペラーフェスティバル − 旧・小説投稿所A

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エンペラーフェスティバル
− バラバラの仲間達 −
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「なんだ…お前ら」

バビロンの周囲にも、同じように団員が群れをなして集まっていた。全く見覚えのない顔だらけだったが、彼を造ったバイオリック社は、彼の頭脳にそのデータを入れてくれていた。

「お前…マツブサだな?」

マツ「いかにもw 初対面にしては博識じゃないか。」

「…元々その道にいたんでね。お前らの望みは大抵分かってる。」

肩に担いだ袋を、ドサッと芝生の上に置く。手始めに団員の一人を睨みつけると、団員は腰を抜かして尻もちをついた。津波のように放たれる気迫が、目で確認できそうだ。

「フフ…私をただの竜もどきと思っていたのか? 」

マツ「…だがこの数が相手では歯が立たまい。やれ!」

「ほう…命を無駄にしてくれるのか? 嬉しいねぇ…」

「「『だいもんじ!!!!』」」

炎タイプのポケモン達に、団員は待ってましたと指示を送る。どうやらバビロンを一目見た時から、攻撃したくてウズウズしていたようだ。『大』の字の炎が四方八方から撃たれ、バビロンは瞬く間に火の玉と化した。肉を焼かれる悲鳴が耳に入るごとに、マツブサは不吉な笑みを漏らす。


「ははは…サカキの言った通りだ。大勢で掛かれば人工竜など…」

「うわーっ…熱いーっ…助けてくれー。…これで満足とは驚きだなw」

棒読みの悲鳴に、マツブサ達は思わずチッと舌打ちする。バビロンは独楽のように高速回転し、身に取り付いた炎を消し飛ばした。芝がパチパチと燃える中、バビロンは嘲笑する。

「言ったはずだ…ただの竜もどきじゃないとな。」

「大文字(×8)で無傷とはな。ではこれから本気を…」

「出させるかバァカw」

地を蹴って飛び上がると、バビロンは翼を広げて急降下爆撃を仕掛けた。団員の一人がうわっと身を縮めるが、バビロンはスピードを緩め、その団員を取っ捕まえる。同士に注視される中、団員はバビロンの腐臭漂う口に投入された。

「ぅ…ぶわぁ…くせぇっ、この!!」

「…らしいぞ。歯磨きは大切だな…?」

実際は胃が臭いのでどうしようもないのだが、バビロンは嘲りとしえ返事をしてやる。腰から上がバビロンの唾液に浸り、団員は今にも漬け物になりそうだった。両脚をブンブンと振って暴れるが、強い顎はそう簡単には逃がしてくれない。ほんの数回だけ優しく噛んでやると、団員は抵抗する気力を失い、ゴクッと素直に呑み込まれていった。食道を必死に押し広げようとしているのが、バビロン自身も、他の団員からも丸見えだ。

「マツブサ…お前も冷酷な奴だな。目の前の仲間を助けもしないとは…」

「ありふれた同士など腐るほどいる。少しは処分してほしかったところだ。」

「フフ…まあすごく気持ちは分かるがなw」

バビロンは額をカリカリと掻き、つい先週のことを思い出す。仲間に何の価値も見いだせず、ゴミのように処分していた。する必要はなかったとは思うが、反省はしていない。むしろ、あれはあれでよかったと納得する程だった。


マツ「さあ遊びは終わりだ…全員、準備しろ!」

ポケモン達が牙を鳴らし、攻撃するタイミングを待っている。バビロンは子供を相手しているかのように、余裕の舌舐めずりを見せていた。

「とか言ってる割にはマツブサ…足が震えてるぞ? もしや…怖いのか? 私が。」

「な、何を言って…」

挑発的に、両手を頭の近くまで上げ、たんまり太った腹を見せ付けるバビロン。さっき呑み込まれた団員は、腐臭に耐えられず動かなくなっていた。

「今すぐお前を喰らってやってもいいんだぞ?まあ…それをお望みならばなw」

「だっ、黙れ…!! やれ!!」

再度、大文字が飛び交ってバビロンを襲う。しかし今度は彼もわざわざ受ける気はないようで、天に向かって飛び立ち、彼らから遠ざかっていった。


マツ「に、逃げるのか!?」

「当たり前だ…私は臆病なんでね。」

振り返り様に、バビロンは嫌味ったらしく舌を出す。マツブサは取り逃がした悔しさに歯軋りしながら、飛んで行く彼の姿を拝むことしかできなかった。



<2011/07/02 12:58 ロンギヌス>消しゴム
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