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エンペラーフェスティバル − 旧・小説投稿所A

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エンペラーフェスティバル
− 勝負の資格は −
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「(そういえばこんな事…あったよね…)」


四天王との激戦を繰り広げる最中、カイオーガはロンギヌスと共に彼らと闘った時のことを思い出す。まるで昨日の出来事のように、鮮明に脳裏に焼きついていた。


「(僕も十四歳か……戦争ばっかりだなぁ…ここ最近…)」

生傷が絶えない日常。ギラティナと出逢えたとはいえ、イルミア島で自由な狩りを楽しんでいた時期が懐かしい・・・



「集中しろカイオーガ!!!」
「……!!」

間一髪だった。シキミのデスカーンが放ったシャドーボールが、自分の頭すれすれを飛んで行くのが見えた。声を掛けてくれたギラティナの方を見ると、緊張と怒りに顔でカイオーガを見ていた。


「余計なことは考えるな!! 油断してたら死ぬぞ!」

「ご…ごめん…」

やはり厳しい言動は、敵よりも味方から言われる方が痛い。カイオーガは目線を低くして謝ると、仕返しにハイドロポンプを撃ち込んだ。



一方カイオーガの戦況にも目を向けつつ、四天王カトレアと対峙するギラティナ。幾何学的な模様の描かれた翼を、両方ともまっすぐ縦に振り下ろす。

『斬武…白雷門!!』

白い斬撃が床を伝って飛び出し、ムシャーナに正確に命中した。その一撃でムシャーナは戦闘不能に陥ってまったが、カトレアはそれを戻す気配はない。自分のポケモンに対する愛情も…サカキに操作されているようだ。


「…兄さん。このまま闘っても…四天王に傷を負わせるだけですよ?」

「あーそっか……ラティオス、五秒間だけみんなの動き、止められる?」

「…五秒でいいんですか。」

ラティオスは全神経を、四天王の足元に向けた。得意の念力が見えない糸となって床を這い、彼らの足首にぐるりと引っ掛かる。とっさに不意を突かれた四天王は、男女問わず全員ひっくり返った。


「はい完了。」

「よぉ〜し…今に見てろ…!!」

カイオーガは、炎天下のプールのようにキラキラ輝く海龍を、両ヒレから二匹ずつ創り出した。四天王を殺さないためには、この闘いが終わるまで拘束する必要がある…と考えたのだ。

「(ごめんね…後で必ず助けるから!)」

水でできたゼリーのような身体…四匹の巨大な海龍が、四天王に素早く巻き付いて締め上げる。カイオーガは心の中で土下座しながら、彼らに四天王を呑み込むよう指示を送った。海龍の半開きだった口が、本能的に全開になって獲物を咥えこむ。


サカキ「何を手間取っている…早く脱出しろ!」


サカキの怒号のような指示が飛ぶが、相手は強大な海の龍。四天王は彼の命令に従えない。そのまま、ぷるんと震える舌に引き込まれ、大蛇のような食道を滑り落ちていった。
さらに海龍は全身が水…もちろん腹部も半透明なため、胃袋も外からは丸見えだ。

「…しばらくそこにいてね…」

海龍の腹をモゴモゴと揺らし、もがき暴れる四天王達。彼らの着ている服の色が、外の連中にもぼんやり確認できた。サカキはそれを目の当たりにし、メモリを投げ捨てて踵を返した。


サカキ「やはり四天王では…君達の敵にはなれない、か…」

レム「逃がさないわ…あなたも今ここで始末を…」

サカキ「君達の相手は、私の頼れる同士が行ってくれるだろう。それまで…」

サカキは眉一つ動かさないまま、別のメモリを懐から取り出した。


キチッ…『ZONE(地帯)』

「さらばだ…」




<2011/07/12 22:36 ロンギヌス>消しゴム
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