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波導の鋼の格闘で出来たナイト的なポケモン − 旧・小説投稿所A

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波導の鋼の格闘で出来たナイト的なポケモン
− お食事の時間 −
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「さてと、何か言いたそうな目ねぇ。」
「」少し長くなりそうなんだが良いですかい?


ロコんも居なくなりそれを送っていくゾロア
あとはオレとアーボックの一対一
目の前のアーボックは改めてみれば頭の大きさだけで自分と同じぐらい
胴体の長さは何人分ぐらいだろう村にいる奴等の大きさなど比にならない
波導の強さを感じていた時分っていたコイツのかもしだすオーラは
この波導を操る格闘タイプのオレでさえ認めてしまうほどの実力者
自分が知る限り村の中では一番強いのだろうという予想


「問題無いわよ。一体どんなお話をしてくれるの?」
「」まず聞きたいことが一つ


そしてその波導を感じていた時
コイツが自分達に話を掛けてきた時違和感を感じていた


「」オマエリア♂だろ?


アーボックは少々考える素振りを見せた後
そのデカイ頭を自分の前にまで持ってきて
オレの純粋無垢な心でピュアなハートを持つ象徴の耳を
続けて舐められるとムず痒くなってしまうんだが鼻の頭まで容赦なく舐めてきて
だけどオレは謙虚だからなそんな些細なのは許してやった


「良く分かったわねぇ〜?」
「」それほどでもない
ふーんと鼻で返事をしながらアーボックは一人勝手に行動を始めていた
何をしているのかそれはすぐに察しがついたが本当にソレをするのかアーボックの言葉を待つしかなかったが


「むっふっふ…久しぶりの御馳走。味わって食べなくちゃね…」
「」食べる気なのかそいれを?


それはあっさりと言葉に出され
続けて色々話したかった台詞も無かったことにされた


「アナタも食べる?」
「」遠慮しときます


とエアームドを食べようと舌を舐めずりしているアーボックだが
食べようとしているソレは鋼タイプだけあってとても堅そうで
刃物のように鋭そうな羽はうっかり口にすれば怪我でもしそうなぐらいに物騒なモノである


「でも…アナタにはあげないわー。」
「」遠慮すると言った訳だが?


とりあえず否定の言葉を繰り返し様子をみる
波導で分かるがまだソイツには意識が残っていた
いくら村人をさらってこんな場所でいただこうとした奴でも一応はポケモンだった
モノを考える頭もあるし目の前でこんな会話もされればどんな思いで抑えつけられているんだか

ともあれ村人であるロコんを食べようとしていた奴だ
逆に自分が食べられてしまう目にあっても仕方がない

それよりも何を話そうとしていたのか忘れる
思い出そうと思慮深く考えるが目の前の光景がそれを妨害した



「問題無いわー、外殻を外せば案外食べられるものなのよ。ムフフフ…」
「」そうなのか外れるのか食えるのか


素直に感心するが今まさに食べられようとしてる奴には洒落にならない状況
一見して温厚に会話をしているように思えるがその内容は聞いての通り
アーボックは一切の罪悪感も感じておらずエアームドを単なる餌としか見ていない

そんな事を考えているうちにアーボックは行動を開始した


―――ミシッ
―――ベキッ
―――ッパキン


毒タイプは怪力持ちなのか
あの堅そうなヨロイがあっけなく割れていく
そしてそのハガネの体からのぞく淡いピンク色の肉
ヨロイは剥がれ落ちアーボックの足元でそれの残骸はどんどん増えていった
血が滴り落ちアーボックの体を染めていき

締めつけられ
羽が折られ変形し
尻尾も千切れ
頭部のヨロイですらアーボックが噛みつき
まるで皮を剥ぐかのようにあっさりと

顔を一舐め意識があったのだろう
エアームドは未だに抵抗をしようと試みているようだが健闘空しくアーボックの口中に頭部を咥えこまれた

弄ぶかのように解放され
呼吸を整えるのに必死なエアームドは弄ばれ
アーボックの舌で口内を塞がれては喘ぎ苦しんで

喋ることも許されず捕食されるという運命は変わらない
アーボックの気まぐれで長く生かされ続いてやがて力尽きた

抵抗する力も無くなったエアームドを見てつまらなさそうに嘆息する
ふとアーボックと目が合った
何を考えていたのか口元に笑みを浮かべ

ついに大口を開けエアームドを足元から呑み込み始めた
緩慢な動きで休まる事なくエアームドの体が呑まれ

その様子を自分はずっと見ていた
何かにとりつかれるかのように見てしまう
目が離せない何故か自分は異常な興奮を覚えていた


洒落にならんでしょう
オレにこんな性癖が目覚めようとしてるだなんて
オレは単なる格闘馬鹿そういう話じゃなかったんですか


そんな事を考えていたら体が動かない
それがアーボックによるへびにらみだったという事に気づくのは暫く後の事だった訳で
逃げる理由など無かった自分にはそんな事など気づきもしなかった
自分の意思でそれを見ていたいと思っていたのだから


既に胴体の半分もエアームドの体はアーボックの体内へめり込んでいた
とはいえハガネの様なカラダも無くなって剥き出しの肉の塊と化しているソレは
もはやエアームドには見えずそうと分るものは居ない筈

そして胴体の半ばまで呑みこんだ所でもまだまだ首から上を残して
エアームドの体はどんどんアーボックのナカへ
両の羽もすでに体のナカ


エアームドが目を覚ます
波導が使えるオレはその感情がある程度読み取れる
勿論意識が残っている事も

エアーむドは必死に暴れようとするが
体を動かせば痛みが勝り動けずに

既に頭しか自由に動かせない鋼タイプだった鳥は絶望のうちに諦めるしかない
常識的に考えてもう助からないでしょう

ココはひと思いに楽にしてやるべき
そう思ったが体中麻痺してるオレは何もできず

じーっと見てるしかなかった
何故かオレのドキドキがマッハ
食事の邪魔はしてはいかんだろうそうゆう事


ついにエアームドのカラダは見えなくなった
代わりにアーボックのカラダが膨らんで今エアームドはどの辺りにいるのか
その膨らみが移動してアーボック満足げに表情を作りとぐろを巻き始める

カラダの膨らみはもう動かない
もう胃袋の中におさめられたのだろうか
となるとこのままエアームドはアーボックの体内で
胃袋の中で消化されるだけ

残念エアームドの冒険はここで終わってしまった
間もなくギラティナが迎えに来るでしょう

いずれ自分も生贄として同じような最後を迎えると思うと胸が熱くなる
もしかしてアーボックは自分まで食べてしまおうつもりだったのだろうか
後にアーボック言っていたそんなつもりは無かった
アナタに見られているのがたまらなく快感だったとかなんとか
そんな事を言っていたがその実何を考えていたのかは分らなかった

そして9秒後には

「やっぱりアナタの事も食べてみたいわぁ…」
「」どちらかというと大反対それより話が聞きたいんだが答えなければ裏世界でひっそり幕を閉じる事になる

「分かったわぁ…ごっくんしちゃえばいいのね?」
「」ごめんなしあ…;;


怖かった訳じゃない
ここで謝ってしまうのは本能的に長寿タイプ

食べる気が無かったのは分かっていたから問題は無かった


とりあえずココまで。
時間が出来れば続きをがんばる。
あげとけば続き作るかもしれんし。
<2011/06/16 00:30 ふぃふぃ>
消しゴム
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