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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ − 旧・小説投稿所A

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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ

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その後も月夜兎の動きにはキレがなく、ネージュに押され気味であった。
なんか体にうまく力が入らないぞ。
防戦一方の月夜兎は何故体にうまく力が入らないのか原因を考える。
だがそうしないうちに原因に気づいた。
そういえば今日は二度も『復活』している。
いくら不死身といえども、やはり『復活』にはそれなりに力を使う。
おまけにミレアとジェネラスの捕食によってもたらされた心地よさがいまだに月夜兎の体に残っていた。

「あっ……!」

一瞬の隙を突いてネージュが間合いを詰めた。
ネージュの手には氷の剣が握られている。
回避不能と判断した月夜兎は防御体勢を取った。

「無駄よ」

だがネージュは凍てつくようなブレスを吐いた。
てっきり物理的攻撃が来ると思っていた月夜兎は結界を張っていなかったがために、もろにネージュのブレスを食らってしまった。

「ぬかった……」

足や腕を凍らされてしまった月夜兎はその場に倒れ込むしかなかった。

「フフ、だいぶ楽しめたわよ、兎さん。でもこれはほんの序章だから」

ミレアは氷の剣で月夜兎のことを軽く突っつく。

「ネージュがドSモードになってる」

「そうだな」

すっかり蚊帳の外となってしまったミレアとジェネラスはボソッと呟いた。


<2011/07/27 20:34 とんこつ>消しゴム
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