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異世界の漂流者 − 旧・小説投稿所A
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異世界の漂流者

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スウゥ・・・・

グライフが光に包まれ大きくなる

光が消え去ると竜の姿になっていた

「覚悟は出来てるんだろうなぁ?」

ボキボキと指の関節を鳴らす

ジュルリと舌なめずりもしたが、二人に見せ付けるようにやった様にも見える

獲物の心まで喰らい尽くすのがグライフのやり方。こうやって恐怖を味わわせているのだろう

二人はジリジリと後ずさりをしていたが背中に壁に当たったことでその行為も出来なくなった

残された道は二つある

抵抗して喰われないようにするか、大人しく喰われるか

二人の力ではグライフに敵わない。そうすると道は自然と一つになる

生きるも死ぬもグライフの気分しだい。これが人と竜の力の差でもあり、被食者と捕食者の力の差でもあった

「グ、グライフ・・・」

シュルツが重々しく口を開いた

「何だ?」

「悪かった。だ、だから謝る。頼むから許してくれ!」

シュルツはその場で土下座をする

それをグライフは笑いながら見ていた

「駄目だ。喰わせるまでは許さん」

そう言うと二人を少々乱暴に掴む

「まずはテトからだな」

グライフはテトを口に放り込んだ

「う、うわあ!」

口の中からテトの悲鳴が聞こえるがシュルツには見ている事しか出来ない

ゴクリ・・・

辺りに生々しい音が響きテトが飲み下される

次はシュルツの番だ

グパッと口が開き、放り込まれる

「んぷ」

顔面から舌に埋もれ息が詰まる

舌がゆっくりと動きシュルツを嘗め回し始めた

「うう・・・」

体中に唾液がベットリと付いて気持ちが悪い

「ククク」

グライフが笑ったかと思うと突然舌に体を押された

そのままズルズルと移動し何か硬いものの上に乗った

まさかと思って見て見るとそれは牙の上だった

ガリッ!

「痛っ!!」

「ククク。お仕置きだ」

クライフにかなり強く甘噛みされ足に痛みが走る

血の匂いがするので多分出血したとシュルツは判断する

するとだんだん傾斜がついてきた

唾液で摩擦の少なくなったシュルツの体は喉の方へ滑っていき・・・


ゴクリ!




飲み込まれた



<2011/06/26 13:53 雪風>消しゴム
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