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とある草原にて − 旧・小説投稿所A
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とある草原にて
− 獲物を狙う影 −
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さわやかな春の草原に、とある、一匹のかわいい鹿がいた。
その鹿は、体の模様はまだらで、立派な角を携えた雄の鹿だ。
角の所々には、傷跡があり、昔の天敵との激闘を思わせる。
その時、遠くから見覚えのない卵が卵型の容器に包まれ、ロボットにより、運ばれてきた。
鹿は、その光景を慌てふためくことなく、静かに見ていた。
卵は、だんだん近づいてくる。
やがては、鹿の目の前で、その卵は止まった。
その卵は、どうやら爬虫類の卵らしい。
表面はつるつるとしており、白かった。
鹿は、見向きもせず、通り過ぎてしまった。
それが悲劇の始まりだった。



<2012/05/07 03:47 エヴァンゲリオン弐号機>消しゴム
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