テレワークならECナビ
Yahoo
楽天
LINEがデータ消費ゼロで月額500円~!
無料ホームページ
無料のクレジットカード
海外格安航空券
海外旅行保険が無料!
海外ホテル
【保】T氏の非凡な生活2. 猫股三昧 - 旧・小説投稿所A
RSS
|
感想
|
TOP
【保】T氏の非凡な生活2. 猫股三昧
|<<
<
10 / 11
>
>>|
「やっと山を出たね!」
『なにがやっと だよ… 吐き出されてからしばらく担がれて来たくせに!』
[良いんですよ… ニタ公さん…]
「ってか仕方ないでしょ! 気絶してたら歩けないでしょ!」
『気絶するのが悪いってんだよ!』
[ですからニタ公さん…]
「僕は中で軽く死にかけたんだからね! 気絶で済んだ分いい方だよ!」
『しらねぇよ!自分から喰われたくせに!』
[お二人共…]
「猫が喰われるの止めるためだったんだぞ! おれが喰われなきゃ今頃ニタが腹の中だね!」
『知らねえな!大体喰われるほど俺はとろくねんだよ!』
[…]
山の道入り口にて言い争う一人と一匹。そして見守る一人…
三毛猫のニタ公。人の祥吉。竜人のレオン。
「じゃあ喰われる前に呪術でもやりましょうか~?」
『あんたに呪術かけられるなんて俺も落ちぶれたもんですな。』
[…お二人ともっ!]
ふたりともレオンの方を向いた。
[私は陛下がいれば満足です♪]
「はぁ~?」
こっちは迷惑ですが… ニタは横で笑っている。
「猫は食べないんじゃないの?ってかそうしてよ。」
[陛下はいいんですよ♪消化もしませんし。]
「…また今度にしてくれ。」
全く迷惑な御世話係だよ。
『どこまでぼうっとしてんだ。おいレオンさんよう。人間に見られんようにしろ。』
[はい。そうしますね。]
ニタは、人間に見えないようになっていても、人間以外からはなんの変わりなく見える。
でもレオンは、姿を消すとやや半透明になってしまっていた。
「透けてるね…」
[…仕方ないじゃないですか。]
『さあ。行くぞ。』
どこに…?
そう思ってしまった。
そんな事を考えている内に二人は歩き始めていた。
ついていこうとしたら、目の前の絵が、あの時のワンシーンと重なった。
そう。予知夢を見た瞬間と。
そう。僕は、
猫股なんだ。
<2011/05/23 23:03 吉祥>
修正
削除
全削除
|<<
<
10 / 11
>
>>|
TOP
|
感想
|
RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b