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指輪 − 旧・小説投稿所A

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指輪
− あしたを恐れるのは −
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「・・・はぁ・・・」

あの男はいつも海岸に来ては、ため息をついている。
それに、こちらが海から上がろうとも、気づきもしないのだ。
ある日、男の顔を見れたときがあった。
顔には至るとこに血が流れた痕、または血が流れていた。
痣もかなりある。

「・・・このまま・・・死のうか・・・」

男は立ち上がり、海の中に入っていくではないか。
アイツの服装は漁師とかのような服ではない。
まさか、あの人間は死ぬ気か!?

俺が今居るところからでは、遠い。
早くしないと、あの男は死んでしまうではないか。

ザバァッン・・・

何処に行った!?
あの男は・・・何処だ!?

・・・見つけた!
しかし、今の深さではあの男を陸に戻したとしても、死んでしまう。
最後の手段は・・・あれしかないよな。

男は流血していた。
つまり、血に敏感なサメが来てしまうはずだ。
俺は、海の中を凄い速さで進む。
あの男は・・・死なせない。
アイツの知りあいの、あの男だけは・・・。




















バグンッ・・・ゴクリッ・・・


最初短いというか、この話は短くなる予感しかしないww
<2013/02/17 20:41 ヘリオス>
消しゴム
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