楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル
漆黒のいる毎日 − 旧・小説投稿所A

RSS | 感想 | TOP
漆黒のいる毎日

|<< < 16 / 19 >>|

たまたま近くの屋根の上にいたライト。マスターの話を聞いていたようだ。

「は・・・!!そうだ!!僕はリンさんにスクエアについて・・・」

そこでライトは背後に気配を感じ、振り向いた。

殺気を放ちながら、リンが佇んで居た。

「ライト・・・忘れてなかったのね・・・。」

リンはライトに巻き付こうとするが、ライトは下にいるマスターのところへ飛んで逃げた。

ボフッ!

「ラ・・・ライト!?どうしたのよ!?」

ライトはグラムに受け止められた。

「リ・・・リンさんに襲われた・・・。」

それを聞いたマスターは、抱かれたライトに詰め寄る。

「おい!!それは本当なのか!!ライト!!」

「・・・うん、本当だよ。」

少し怯えながら、答える。

「ええ、確かに私はライトを襲ったわ。」

リンが居た。

気配を消して皆の背後に忍び寄ったのか。流石、蛇。
しかしマスターはそれどころではなかった。

「ど・・・どうして襲ったんだ?」

するとリンは平然と、

「ばれないように・・・よ。ある情報を聞いたんだけど、知らなかったらしいから、記憶喪失にさせたつもりだったの。でも忘れてなかったから・・・襲ったのよ。」

「ある情報って・・・もしかしてs」

「うぐっ・・・痛い!!」

グプッ、グギチャァ!バシャアア!

突然クロがうなり声を上げたかと思うと、先程丸呑みにした、ジェットを吐き出した。

「ハァ・・・ハァ・・・リン、やっぱりな・・・!!」

ジェットは息切れしながらリンに言う。息切れの原因が胃の中が気持ちよかったからという事は本人と読者の皆様しか知らない。

マスターはジェットに駆け寄った。

「ジェット・・・!!知ってたのか!?」

「ちょw僕のこと心配してないの・・・?えへへっ・・・w」

マスターは気まずくなり、粘液まみれのジェットの体をタオルで拭いてあげることにした。

「コホン・・・ええ、その『情報』っていうのは、スクエアの事よ。」

「スクエアの事を知ってどうするつもりだったんだ!?」

マスターはジェットを拭きながらリンに聞く。

「そんなの・・・、お金儲けの為に決まってるじゃない!!綺麗だし・・・」

「リンさん・・・誰かに命令されたんだね?」

突然クロがシリアスな雰囲気でリンに詰め寄る。

「い・・・いや、そんなことないわ!!お金儲けのためなの!本当よ!!」

「嘘だね。ボクは知ってるんだよ?君がアルセウスに脅されて、利用されてる事をね!」


一同、驚愕。


「あ・・・アルセウス?なによそれ!!なんで私なんかが神と関わるの!?何で私を疑うの!?」

リンは完全にパニックに陥っている。顔が青ざめているのがわかる。

「リンさん、僕は一応アルセウスの子孫だよ。5年くらいは一緒にいたから・・・アルセウスが考えていることくらい、わかる。」

「本当・・・に?」

クロは真剣な目付きで、リンにさらに詰め寄り、

「キミがアルセウスに脅されているって、認めたらアルセウスが何を考えているか、教えるよ。」

と、言った。

「・・・。」

しかしリンは黙ったまま、返事をしない。それだけでも、認めた事に等しいが。

「リンさん、認めても大丈夫だよ。たとえアルセウスがこの話を聞いていて、リンさんを襲いに来たって、僕達が守ってあげるよ?ね、マスター!」


マスターは逆に椅子に座り、居眠りをしていた。


「・・・。」


リンの緊張の糸が切れた。

「もう・・・わかったわ。認めてもいいわ。だから・・・教えて。クロ。」

リンはアルセウスに脅されている事を認めた。目は少しうるんでいた。

「わかった。じゃあ、言うよ。」

クロの目付きが和らいだ。

「えー・・・アルセウスが、リンさんにスクエアを探させている理由は、世界の支配力を強める為なんだ。まぁ、神様だから、別にいいんだけど。」

いつの間にか起きたマスターが立ち上がった。

「でも、クロ、別にアルセウスがスクエアを吸収しなくても、世界の支配力は足りてるんじゃないか?現に、今も支配してるんだろ?」

クロは即座に答える。

「うん。でも、神様はアルセウスの他にも居るからね。アルセウスは自分の力を強めて、その他の神々と協力して世界を支配するリーダーになろうとしてるんだよ。」

「なんか、良い奴みたいなイメージだなぁ」

ファウストが口を挟む。

「でも、やっぱり『力』で物事を決めるのに必ず付いてくるのが喧嘩だよね。もしアルセウスがスクエアを吸収したら・・・、もしかすると、たくさんの神々が争って、世界のバランスが崩れてしまうかもしれないんだ。」

クロは一息ついて、

「まぁ、分かりやすく言うと、アルセウスがスクエアで力を持って、他の神々のリーダーになろうとしているってこと。以上!!」

するとマスターがまた立ち上がった。

「クロ・・・、寝てたんで聞いてなかった。最初から話してくれるか・・・?」


ズゴズドゴゴゴ!!


皆がいっせいにコケた。


読みにくいですよね・・・。
<2013/01/24 16:07 ファウスト>
消しゴム
|<< < 16 / 19 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b