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虹のゆくえ 番外編 − 旧・小説投稿所A

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虹のゆくえ 番外編

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「………」

その頃、お腹を撫でていたロゼは突然ぴたりと動作を停止した。

「……この子達、そういえばどこから入ってきたのかしら?」

ロゼが棲んでいるのは森の中に作った棲みか。周辺には『とある魔女』がロゼを守っているために人間どころか動物でさえ近づくことは滅多にない。
もし近付くとしても魔女狩りや密猟者くらいなものだ。
悲鳴や命乞い等は聞いたことがあるが姿を見る前に魔女に食われてしまうのだが。

となると、あのケモノは何なのか……不安に駆られると一気に酔いが覚めてしまったロゼはお腹に手を当てて……

『んぐぐ……ゲホッ……グバァ!』

生々しい音と共に二匹を吐き出す。体液でベタベタになってはいるが命には問題は無さそうだ。

「で、出れたね……」

「うへぇ……俺の鬣(たてがみ)がぺっちゃんこ……毛繕いしてもらわないとだな」

二匹は立ち上がり、ロゼの体液を浴びてドロドロの身体を見ている。その時……

「おい、こちらの方で小さな扉を……なんだこいつらは」

「あら、トレゾア♪」

遠くから走ってくるのは肩にかかるほどの金髪の女性。目が紅い所を見ると普通でないことがわかる。
『トレゾア』と呼ばれたこの女性こそが魔女だ。名前で呼ぶほどロゼとは仲が良いらしい。

「しまった、異世界の住人を入れてしまったか」

「どういうことなのトレゾア?」

ロゼは大きな葉っぱで嫌がる二匹を拭きながらトレゾアに問う。アオイ達も興味ありげに耳をぴくぴくと動かしている。

「新たな魔術を試していてな、書物から異世界と繋ぐ魔術を見つけたんだが最後に注意書があってだな……異世界の住人を消したり、死に追いやるなどと干渉すると今の世界を壊す結果になるらしい。危ないところだったな」

「危機一髪……」

ロゼは話を聞き、吐き出したことが正解だったと胸を撫で下ろした。

「おい、なんのことだ?」

「アオイ!?」

アオイはぐい、とトレゾアに睨みを聞かせて刀の刃先を向けた……!

「ほう、私とやる気か?」

トレゾアもそんなアオイを見下すような視線を送る。


うわぁ……!無線ルータが壊れたみたい!LAN飛ばさなくなった……誰か詳しい方は……!
<2012/11/28 00:08 蒼空>
消しゴム
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