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タッタッタッタッ・・・




パチッ・・・


グシャアアン！！


ゴオォ・・・


今、全てが火の海になっている。

「ファ・・・ウ・・・(カクッ・・・。)」

「グラム！？しっかりしろ！！おい！？」

おかしい・・・グラムがこの程度の傷で気絶する訳がない。

ドオオオ！！

バキッ！！

「どこかに非常口とかないのか！？」

まぁ、あったとしても使えるかどうかわからないけど。

「た・・・て・・・」

バキッ！！　　バチッ！！　　ドン！！

今、何かが聞こえたような・・・？

・・・いや、そんなこと気にしてる訳にはいかない！！先を急ごう！

ドン！！

「うおぉ！？」

目の前に大きな柱が落ちてきた！！

逃げ道が塞がれた！？

「あ・・・」

グラムがめを覚ましたようだ。早い。

「ファウ・・・ト・・・ごめん・・・。ちょっと・・・ちょうだい・・・。」

え？・・・まさか、死亡フラグ！？

「グラム！？死ぬなあああ・・・って、お前・・・！？な、何を・・・。」


キーン・・・。


グラムが俺の魔力を半分ほど奪った。

不意に力が抜けそうになる。

「あぅ・・・お前・・・何で俺の・・・？」

「[再生！！]・・・するためよ♪」

グラムの傷が消えた。

「ふぅ・・・先に行って！！私はあの子を助けてるから！！」

あの子・・・？さっきの、声だったのか！！

スタタタタ・・・

「ちょ！？グラム！？・・・何なんだよあいつ・・・何でこんなときn」

ドゴ、ギギギ・・・。

もうこの場所はもちそうにない！！

くそ・・こうなったら・・・！！

ピカッ！！

俺は腕の腕の甲から3本の青く光る「魔爪」を出現させた。

「ぶった切る！！」

俺は道を塞ぐ柱に向かって切りかかる。

「おらぁ！！」

ガツン！！

「なっ！？切れない！？」

俺の魔力には安全装置の様なものがあり、その中のひとつに、「友の所有物、大切なものは破壊できない」という封印がある。今回はそれが裏目に出てしまった様だ・・・。

「くそ・・・！！」

ギィィ・・・ガシャン

頭上の石壁が崩れた。

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