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青い炎と紅い炎 − 旧・小説投稿所A

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青い炎と紅い炎

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彼女の毛皮はあり得ないくらいモフモフしている。抱かれたりしたら、3秒で寝れる自信がある。

「ごちそうさまでしたー!」

「あー旨かった・・・!」

二人とも朝ごはん(?)を食べ終わった。
さて、なにをするか。

「おい。」

誰かに話しかけられた。

「はい?」

目の前にいるのはバンギラスだ。近くで見ると結構でかい。

「腹が減ったんだが。」

「ああ、ここいま席外しますんで・・・。」

「俺はお前が食いたいんだが。」

大胆だなおい。

「ファウスト〜?食べられてあげなよ〜♪」

「お前の彼女さんもそう言ってるぞ?」

「な、なんでわかったn」

ヌニュッ!

顔を舌で舐め上げられた。

「お前、珍しい味してるんだな。」

顔が唾液まみれで、気持ち悪い。

「ちょっと!?舌で舐めるのは攻撃の内にはいりますよ!?」

「ちょっと付き合え。」

「あらあら・・・♪私は部屋にいるからねー!」

「わわわかったけどこの状況どうにかして・・・。」


グッ


バンギラスに両手でつかまれた。

「うわ、本当に喰うんですか・・・!」

「・・・じゃ、遠慮なくいただきまーす♪」

「うわ、ちょっと止めて!!」

ベチャァ!

一口で口の中に入ってしまった。

「あんまり臭くないな・・・。」

「俺はいつも木の実で我慢してるんだよ!」

グチュッ、ヌチュ、ベロッ、ヌリュッ・・・。

体中をまんべんなく舐められ、甘噛みされ、唾液で塗らされる。

「・・・どうだ?気持ちいいか?」

何いってんだこいつ!?

「・・・全然。むしろ気持ち悪い。」

「そうか?大抵の奴は『もっと〜!!』とか言うんだがなー。」

多分そいつらはMなんだろう。

「気がすんだ・・・?」

「何を言ってる。俺は腹が減ってるんだ。呑むに決まってるだろう?」

おい!?正気かこいつ!?

「ちょっと!?まじですかああ!?」

「しゃべるのに飽きた。呑むぞ。」

いやいやいや、ちょっとまてぇ!?

ズルズルズルッ!!

「わ!?いいやめろおお!?」

ゴックン!

呑まれた・・・。

ズニュウウウウ!!

圧倒的な質量の喉肉に全身圧迫される。

「うお"あ"っ!?はきそ・・・。」

「ほれほれー、のまれちまうぞー♪」

「うわああああああ!!」

正直言うと、脱出することなど簡単なことだ。腹切り裂いて出れば良いだけだし。

「んん!!んんん!!んむむ!!」

じたばたしてみる。

「クククッ・・・♪無駄な抵抗を・・・♪」

ズ、ズズズ!


ドチャッ。


「うわぁ!?」

喉肉より柔らかいところにきた。胃だろうか。

ムニムニ・・・ズプッ、ヌルヌル・・・。

「わっぷ!?うんむぁ!?んんん!?」

柔らか過ぎる肉壁に包まれる。

足も、腕も、頭も、指の一本一本を丁寧に包まれる。

「う・・・もう止めて・・・ガクッ。」

あまりの気持ち悪さに、僕は気絶してしまった。


<2012/10/30 18:19 ファウスト>消しゴム
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