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青い炎と紅い炎 − 旧・小説投稿所A

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青い炎と紅い炎

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こうなったら、自分で探すしかない。

俺はドアノブに、手をかけた。

「あ、しかし・・・。」

「ん・・・?何か知ってるんですか?」

「あなたと同じ魔力を持つ人間の方を見ましたぞ?」

なぬっ!?そいつは多分マスターの事だな。

「そいつが今どこにいるか分かりますか??」

「それは分かりませんな。何しろ、彼は走っていたので。」

「そうですか・・・。なら、せめて何処へ向かったか分かりますか?」

「あぁ、彼は突然消えるように居なくなりましたから・・・。」

消えるように・・・?

「消えるように?何でそう思ったのですか?」

「館が燃えていたので、私も誰か居ないか探していました。その時、すれちがいましたが、その時、後ろをみると居なくなっていたのです。」

マスターが消えるとしたら、俺が知る限りでは、魔力を使い果たしたとき・・・。つまり・・・死んだ時!!

「マスター!!」

ガンッ!!

俺は扉を蹴飛ばし、駆け出した。

「なっ!?待って下さい!!」














タッタッタッ・・・

俺は宿に向かって走っている。

この反転世界では重力がバラバラで、気を抜くと変な方向に飛ばされかねない。

「待って下さい!!ファウスト様」

[様]って・・・つけるなよ恥ずかしい。

そんなことを考えながら、俺は宿に向かって走っていた。


最近文章力がおつてきた。
<2012/11/12 19:56 ファウスト>
消しゴム
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