---

AM 5:59
【ピピピ】　　バシッ！

「ん・・・ちょっとおくれたな・・・」

オレはザグ。探偵。特技は推理(IQ150)、格闘、目覚ましジャストストップ(↑)これから飯くって出かけるとこだが・・・



[ピピピピッ　ピピピピッ　ピピピピッ]

Z「39.3・・・」

M「あちゃー！完璧に風邪ひいちゃった」

Z「わりぃな・・・」

M「大丈夫よ！だれだって風邪ぐらいひくんだから」

「・・・おぉ・・・」

「じゃあ、朝ごはんはつくっといたから、今日はあたしがいってくるね！こないだはおいてけぼりにされたし〜( ー∀ー)ニヤニヤ」

「いろんは意味でわりぃな・・・」

「じゃあ、いってきまーす！鍵かけとくからねー！」

「おぅ、じゃーな」







「ここか〜。けっこう、ふるい家ね」

ピンポーン

「はーい」

カラララララ(スライド)

「あ、どうも。わたし、探偵のミナです。」

ガルーラ「あれ？ザグさんじゃないんですか？」

「あ、ザグは今日ちょっと風邪ひいてて・・・」

「そうですか・・・お大事にしてくださいね」

「はい！」

「では、なかへどうぞ」



アブソル「やぁ、こんにちは！」

(うっわ、すんごいイケメソ！ステキダワー！)

ア「えっと、今日の依頼というのは、金庫をあけてもらいたいんですよ・・・」

「え？金庫？それなら、専用の業者さんにたのめば・・・」

ガ「いえ、その金庫の暗証番号が暗号になってまして・・・」

ア「しかも、ダイヤルが古すぎて、音の違いを聞き分けられないんです」

「はぁ・・・で、その暗号というのは？」

ア「これです」

アブソルは、古い紙切れを渡した。


3
ーー　　　　/ 　| \ /
ーー　　　/ 　ーーー /
　 /　　/ | / | /

「ラ、ライオソの3乗？」

ア「え？そう読むんですか？僕はライオンって読んだんですけど・・・」

「あっ、そうよね！ライオンライオン・・・」

ア「ためしに画数で計算してみたんですが、ダイヤルの桁があわなくて・・・」

「何桁あるんですか？」

ア「4桁です」

「うーん、もっと別の考え方ですね・・・」




5時間後・・・

M、ア、ガ「うーーーーーん・・・・」

M「と、解けない・・・」

ア「今日はこれ以上はむりですね・・・」

ガ「また、後日きてください・・・」

「はい・・・今日はすいませんでした・・・」










「ただいま〜・・・」

「おぅ、お帰り。どうだった？」

「解けなかった〜〜！」

「え？」

「あのね〜、カクカクシカジカダイハツエコカー、現在発売中！」

「なぁるほど・・・」

「え？なにが？わたしカクカクシカジカのやつ歌っただけだけど」

「えぇ！？いや、話を進めるために説明したシーンだったろいまのは！」

「アハハハ！ゴメンゴメン！」




30分後・・・

「むりポ」

「えぇ〜！？ししょーも〜〜〜〜？！」

「無理」

「そ、そんなぁ・・・ししょーなら解けるはずじゃないかぁ・・・」

「無理。それより、飯喰おうぜ？」

「うん・・・」

『しっしっし！』

「え！？いきなりなに！？」

「いや、テレビの音だよ。え〜っと、MHKの『はなかっぺ』っていう番組で、サブタイは『ししはかせのだいはつめい』だってよ。完全なおこちゃま向けだな」

「べつにそんな無駄情報、いらない・・・」

Z、M「あ」





「これだ！！」

---