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PM 03:09

Z「・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・」





Z「胸に包帯巻いてあんな・・・いしょっ」

ムクッ

Z「いて・・・こいつのせいで動きにくいな・・・」





Z「・・・・・・・ここもしかして病院か？」

コンコンッ

「入りまーす」

ガラララ

M「・・・・・・・・・・・・・・・・」

Z「・・・・・・・・・・・おーっす」

M「しーーーーーーーしょーーーーーーーーーーーーーーーーぅ！！！！！！！」

ドタタタタタタ

Z「どわあぁ！！！」

M「びゃあああ！ししょー良かった良かった本当に良かった・・・・」

Z「お、おい！抱きつくなよいてーだろこのっ」

M「あ、リュイたちに知らせないと！」

ミナはケータイを取り出した▼


カチカチカチカチカチッ



M「あ、もしもし？リュイ？　　あのさー、今からスザちゃん連れて病院来て！　　　　ししょーが起きたの！！　　　　うん・・・わかった。じゃね！」

ピッ

Z「ちょっ、ちょっといいか？」

M「なに？」

Z「オレになにがあったんだ？」

M「あ、覚えてないのね。あのね、この間の事件は分かる？」

Z「スザが誘拐された・・・」

M「そうそれ！そのあと、チノさんにナイフで左胸刺されちゃって・・・」

Z「そんなことがあったのか・・・」

M「でも、ししょーの心臓がミラクル右側にあったから助かったんだよ！！」

Z「ああ。オレの心臓って右側にあるからな。極稀にいるんだよな。そういうやつ」

M「もう、本当に奇跡としか言い様が・・・」

「おにいちゃーーーーーーーん！！！！」

ドパリィィィィーーーン！！

R「ししょおあああ！！」

Z「なにやってんだおめーらぁ！！」

S「なにって、お見舞いに来たんじゃないの〜！」

Z「そうじゃなくてう・し・ろ！！！」

S・R「え？」

Z「リュイとおめぇが突っ込んで来たせいで病室の窓ガラス粉々じゃねーか！！！」

「あ・・・」







1週間後・・・

M「退院、おめでとー！」

R「おめでとー！」

S「退院記念パーティーよ！！」

Z「・・・・おぉ・・・ふ」

M「えー？もうちょっと喜んでよぉ〜」

Z「や、な、なんか恥ずかしくってよ・・・」

R「はーい、ししょーの好きなバニラアイスとシチューと・・・」

M「全部色が白っぽいやつばっかり！」

Z「いーじゃねーか！うめぇんだから」

S「あと、『不思議な日常』チームから、お手紙。えーと、
『ザグさまへ
　退院おめでとう。胸の傷は癒えたでしょうか。お祝いに、わたしのお料理をお送りしたかったのですが、ヘリオスがさすがにダメだというので、この手紙をお送りすることにしました。これからも頑張ってください。
　　　　　　　　　　　　グランより』
だって！」

Z(あっぶねぇ〜！)

R「へぇー、グランちゃんのお料理食べたかったな〜」

Z(食べたかねーよ！)

M「裏になにか書いてあるわよ」

S「？　えーっと、『グランはただ料理を作りたかっただけだったらしいぞ。ヘリオス』」

R「あ、そ・・・」

M「そうそう。事務所にかかってきた死ね死ね電話もチノの旦那の仕業だったって。」

Z「ふーん」








PM 10:47



「ねえ、なーに？ししょー。こんな時間に・・・」

Z「・・・・・・・・・リュイ」

R「なに？」

Z「お前・・・・裏切ったりしねえよな」

R「？」

Z「しねぇのかって聞いてんだ」

R「？　するわけないでしょ？いきなりなに言ってんの？」

Z「・・・・・・本当だろうな」

R「もっちろん！ししょーの弟子として誇りを持って任務をまっとうしていきます！」

リュイはビシッと敬礼した▼

Z「・・・・・・・・そっか。ならいいや。わりいな。こんな時間に」

R「あ、うん・・・」

Z「もう寝ていいぞ」

R「はーい」










Z「・・・・・・夢のままだといいがな・・・」

































「この世界にいるんだな？あの極悪犯罪者共が！！！」



続く

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