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コラボ小説「不思議な館」 - 旧・小説投稿所A
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コラボ小説「不思議な館」
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「…ヘリオス…むにゃむにゃ」
「…ん?…ふわぁぁあ…あれ、グラン?」
目が覚めるとグランがベッドに手と頭を乗せて寝ていた。
しかし、問題が一つある。
グランはどうやってこの部屋に忍び込んだかだ。
「…まさかな…」
窓が開き、風によってカーテンが靡いていた。
ここまで登ってきたのか…これでも、女か?
「まったく…」
グランを起こさないようにベッドを降り、窓を閉める。
ガタンッ…
そして、振り返るとグランが目を擦っていた。
起こしてしまったようだ。
「…ヘリオス…おはよう…」
「あぁ…おはうわぁぁあ!?」
バタンッ…
グランはいきなり俺に飛び掛ってきた。
頭痛や目眩が無くなったからって、まだ本調子ではなかったために、俺は勢いでグランに押し倒される。
結構、痛いな。
「グラン…重…痛い」
「あっ、ごめん。…でも、すごく心配したんだよ」
グランは俺を抱きしめ、泣く。
俺はそれに応え、グランを抱き、頭を撫でる。
しかし…少しずつ、ゆっくりとドアが開く。
そのことに、俺もグランも気づかない。
こんなんで、どうだ!
<2012/11/18 17:06 アハハ&ヘリオス>
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