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君と見た空 - 旧・小説投稿所A
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君と見た空
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広場に集った伝説のポケモン達…
軽い気持ちで観戦しようとしていた者はすぐに駆け出し、辺りは逃げ惑うポケモンで妙にざわついていた。
「おんりゃあああああああああああっ!!!!!!!!!!」
「いくよ…? マッチョ君♪」
カイオーガは不敵に笑い、闘牛のように突っ込んでくるカイリキーの軌道を瞬時に見切った。接触ギリギリでかわし、空振った筋骨隆々の腕を捕らえる。
「そ~~っ…れっ!!」
「あっ…がああああっ!!!!」
見事な一本背負いを喰らい、カイリキーは地面へ叩きつけられた。土にめり込む程の衝撃に、悲痛なうめき声を上げる。
「そ、そんな…俺が投げられる…だとおおおおおおおおおおっ!?」
「うるさいなぁー耳元で…ちょっと黙ってようか。」
カイオーガは動けない筋肉マンを担ぎ上げると、手で丸め込んで団子状に仕立てあげる。ゴキバキと痛々しい音が鳴っているが、お構いなしでカイリキーは肉団子と化した。
「いっただき~…♪(おいしいのかなこれ)」
「や……んっ…んんんぅ…!!」
部下が呑み込まれていく様子を、アルセウスは冷たい表情で見つめていた。正義感の強いパルキアが助け舟を出そうとしたが、あえなくそれを止めたのもアルセウスだった。
「やめろ!! 今、奴を襲えば確実に餌食になるぞ……それよりもデオキシス、そろそろ奴に見舞ってやるがいい…」
「………了解…」
無言と区別できないぐらい小声で呟き、デオキシスは視線をカイオーガから外した。ふと後ろを振り返った彼の目に、逃げ遅れたサンダースがはっきり映り込む。
「あ……お、お邪魔…でした…よね…?」
「…………」
顔筋一つ立てず、デオキシスは触手を柔軟に伸ばす。にゅるっとサンダースに巻きつき、目の前へと持っていく。
「な、なにす……う、うわ…!!」
「………黙れ…」
バグゥッ…!! ゴキュッ…
今まで無いと思われていた口が、があっと唾液を引いて開く。無表情で暴れ狂うサンダースをそこに押し込むと、味わいもせず直接呑み下してしまった。
「……今ひとつな個体だ…」
デオキシスの非科学的な細い体に、特徴のある膨らみが生まれた。しかし見る見るうちに元の大きさに戻っていき、触手の先の方にビカビカと電気がほとばしる。
「げふぅ……んっ…ぺっ!!」
嫌そうに舌を出しているカイオーガ。カイリキーのメタルメモリだけが、音を立てて地へと吐き出される。しかしデオキシスが自分を狙っている事に気が付き、本能的に地面へと伏せた。300万ボルトの電気が彼の頭上を通り過ぎていったのは、そのすぐ後だった。
…「TRIGGER マキシマムドライブ(MAXIMUM DRIVE)!!
「…外したか……」
デオキシスのみが持つ特殊な能力……それは体内で吸収した者の魂を原動力に、並外れた光線を撃ち放てるだった。糧となったサンダースの魂は天国へも行けず、デオキシスの奥深くに封印されている…
「わぁ…危ない危ない。当たったら死んじゃうねありゃ…」
電磁砲が炸裂した大木が、轟音とともに崩れる。その焼け焦げた太い枝のからは、焼死したポケモンの残骸が転がり落ちた。
「ひどいことするなぁー…お返しだ!!」
「……来い…」
…「TRIGGER__マキシマムドライブ(MAXIMUM DRIVE)!!」
<2011/05/15 16:08 ロンギヌス>
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