PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル

君と見た空 − 旧・小説投稿所A

RSS | 感想 | TOP
君と見た空

|<< < 7 / 19 >>|

「あ・・それ・・なに?」

カイオーガはハッとしたように、男の腰についている黒いスロットを指した。
男はそれを取り外してみせると、手の中で弄び始める。

「これのことか? マキシマムスロットと言って…メモリの力を最大限に引き出す装置だ。」

「メモリって…まさかガイアメモリ、持ってるの?」

カイオーガは興味津々で、男に再び顔を近づける。NOという利益
もないので、男はこくんと頷く。そこから、カイオーガの態度は一変した。


「あ、あの…その…一個で良いんだ、メモリ貸してくれない?」

「え・・」

いきなり改まった様子を見せられ、男は戸惑いの表情を浮かべた。
何しろさっきまで殺される寸前だった相手に、いきなり頭を下げられたのだから…

「お、お願い…!! さっきのことも謝るし…お礼だって何だってする! だから…」

「別にいいけど・・何に使う気?」

カイオーガはしばらく黙り込んでしまったが、悩んだあげく今までに
起こった事件を洗いざらい話した。その話が進んでいく度に男
の表情は険しくなっていき、『アルセウス』が登場すると、怯えるかのように飛び跳ねた。


「ア、アルセウスが・・この島に・・?」

「うん…闘ったんだけど…その手下にすら敵わなかった…」

「メモリ使っちゃう神様なんて聞いたことないけど…‥分かった、ちょっと待ってて。」

男は半壊状態の船に乗り込むと、もう煙も出ない船室からトランク
を抱えて飛び出してきた。
丁重な手つきで鍵を開け、中のものを見せる。


「これは…」

「26本、全部最新型のメモリだ。たしか天界にあるメモリはかなり昔に広まったもの・・強いけど旧式だったはず・・」

トランクに整頓されて並んでいたのは、多種多様に光る26本
のメモリだった。男が好きなものを選べと言うと、カイオーガ
はさっそく迷い始める。全てのメモリに手は動き、あれかこれかとはっきりしない。

「このトランク重いんだから早くしてくれ・・」

「わ、分かってるよ・・」


そして10分後…





「じゃあ…これかな…?」

カイオーガが遂にてにしたメモリ。それは白色に輝きを放ち、
その中央には大きく『E』と描かれていた。

「あ、そうだ名前・・は?」

「俺? ロンギヌス。」


<2011/05/15 16:04 ロンギヌス>消しゴム
|<< < 7 / 19 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b