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君と見た空 − 旧・小説投稿所A
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君と見た空

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※戦闘BGMでお楽しみ下さい
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バチッ…ギヂギチ…!!

デオキシスの腕から、再び大電力の塊が現れる。
トリガーメモリの力も借りて、それは益々光り輝いていた。

ギュルルゥ…バッシャァァァ!!

カイオーガは森の半分を覆い尽くすような、巨大な渦を作り上げる。竜巻のような水流は天高く伸ばしていくと、放たれた電気玉と衝突させた。

ドグォォォォォン…!!バチッ…バチバチ…








結果は一目瞭然だった。
デオキシスは激しい過ぎる渦の中に閉じ込められ、出ようと夢中で暴れ狂っていた。武器だった冷静さを欠いた彼に、もはや勝利の女神は微笑まなかった。


「う……ぁ…」

ニュン…ポトッ…

ズタズタになったデオキシスの胸から、敗れたメモリが悲しい音を立てて地に落ちる。カイオーガは倒れた亡骸の横を素通りし、次なる相手の顔を睨みつけた。


パル「いよいよですか…やはり新入りの実力では敵わないようですね…?」

「ギラティナの処刑…片付けたらすぐにするぞ」

「あら…目の前で殺ってあげなさいよ」

パルキアの両脇にそびえ立つ、二体の黒い影…ルカリオとセレビィだ。どちらも体格差のある相手に恐怖など微塵も見せず、ただ挑発的に笑うだけだった。

セレ「フフ…さっさとかかって来たら? 勝てるなら…ね♪」

キチッ…「WIZARD(魔法使い)!!」

パル「全く困った方だ…。素直に仲間入りすればいいものを」

カチリ…「CYCLON(疾風)!!」

ルカ「我ら三皇、反逆者の罪を裁く者なり」

カチッ…「FANG(牙)!!」


それぞれのメモリの叫び声が、カイオーガを敵とみなしたように轟く。次の瞬間、セレビィは神秘的な輝きを放ち、パルキアは風をまとい、ルカリオは野獣のような遠吠えを上げた。


「さあこれで終わる…ギラティナの命もな…」

アルセウスが威厳深く言い放つと、三匹は鍛えられた動きでカイオーガを翻弄した。三角形にカイオーガを囲い込み、一斉に攻撃を仕掛ける。


ピカァァ……ドギュゴォォォォォン!!!


<2011/05/15 16:09 ロンギヌス>消しゴム
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